カンヌ映画祭とアカデミー賞を征した驚異の韓国映画のモノクロ版。木下惠介やマッドマックスなどたまにこんな派生作品があるけど、意義があるのだったら歓迎するがそうじゃなかったらやめてほしい。本作は意義があったので良し。
初見の時、今村昌平の重喜劇のような印象を受けたのだが、モノクロになるとますますその印象が強くなる。シネマスコープと相まって、モノクロ・シネスコのクセのある60年代の日本映画みたいだ。こんな印象を持つとは思っていなかった。
それにしても強烈に面白い映画だ。この面白さの前にはカラーだろうがモノクロだろうが関係ないんだな。
殺戮シーンの血みどろ描写が緩和されたのは自分的には助かった。
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