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2020年05月24日06:29

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円山応挙と長沢芦雪

丸山応挙(1733-1795)
長澤芦雪(1754-1799)
温厚で長生きした応挙と奔放で短命だったその弟子芦雪。


いちからわかる丸山応挙と長澤芦雪
@嵯峨嵐山文華館


百人一首にまつわる資料を常設とする同館が
福田と揃った展示をしていたのでそちらものぞきました。


大堰川に沿って5分ほど歩くともう到着。

お天気なこともあり、川にはボート、遊歩道には散歩する人が三々五々。
このくらいの人出ならいいでしょうね。

1階ギャラリーでは
牡丹孔雀、鶴亀、虎 と同じテーマの応挙と芦雪を並べて展示しています。
若くして師匠応挙の技術をマスターした芦雪、それでも微妙な違いが
面白いところです。
フォト



応挙は元々写生をむねとする画家ですが珍しく《富士巻狩図屏風》という
歴史ものも出ています。これがとても美しい。


常設の百人一首人形ずらり、という展示も1階。


2階ギャラリーは靴をぬいで70畳の大広間にあがります。
そうそう、こちらはかるたとりの館ですものね。


2階では芦雪18点がずらりと圧巻です。うち16点が個人蔵。
フォト



気になったのは《絵変わり図押絵貼屏風》。
身近な題材を1面ずつクローズアップして描いたもので
そのうち左隻2面に橋が描かれているのですが
福田美術館の若冲《橋図》ではすらりと高くのびた橋桁に主眼があるのに対して
(この作品、とても好きだったのですが撮影不可でした)
芦雪のこちらはよく似た構図ながら橋の上を歩く人々に焦点があるようです。
フォト



そしてやはり子犬がかわいい。


7月13日まで。
https://www.samac.jp/exhibition/detail.php?id=11


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