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2019年09月07日23:13

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京博寄託の名宝

無料観覧日でしたので2階展示室のみ行ってきました。


ICOM京都大会開催記念特別企画
〜美を守り、美を伝える〜
京博寄託の名宝
@京都国立博物館
フォト



日本初の国際博物館会議世界大会開催を記念する企画展です。
収蔵品展とのことで入場料は520円と格安。


しかし内容は6200余の寄託品からえりすぐりで
国宝35
重要文化財59
を含む139点。


時間の都合上
3階の考古・陶磁および1階の彫刻・中国絵画・書跡・染織をとばして
1階の5室のみ鑑賞してきました。


2-1肖像画
かの有名な
◆伝平重盛像・伝源頼朝像(国宝 神護寺 13世紀)
など7点


2-2仏画
◆釈迦如来像(赤釈迦)(国宝 神護寺 12世紀)
など8点


2-3中世絵画
展示室正面に
◆狩野元信 四季花鳥図(重文 大仙院 1513)
右壁に
◆狩野正信 竹石白鶴図屏風(重文 真珠庵 15世紀)
左壁は奥から
◆伝狩野元信 楼閣山水図(重文 金地院 16世紀)
◆狩野元信 瀟湘八景図(重文 東海院庵 16世紀)


2-4近世絵画
展示室正面に
◆海北友松 雲龍図(重文 建仁寺 1599)
右壁に
◆狩野永徳 花鳥図襖(国宝 聚光院 16世紀)
左壁に
◆長谷川等伯 山水図襖(重文 隣華院 1599)


2-5近世絵画
展示室正面に
◆狩野山雪 雪汀水禽図屏風(重文 17世紀)
右壁に
◆俵屋宗達 風神雷神図屏風(国宝 建仁寺 17世紀)
左壁は奥から
◆与謝蕪村 夜色楼台図(国宝 18世紀)
◆河鍋暁斎 大和美人図屏風(1884〜85)


うるさく配置について記しているのは、時間に追われて離れた
位置からまず見たときに、その並びの見事さに唸ったからです。


特に「江戸絵画の華」と題された2-5展示室の山雪《水禽図》は
『奇想の系譜』読書会の折にある方が「いただけるものなら」と
おっしゃっていたもので、あらためてよくよくみてきました。
6曲1双のどの1面だけをきりとってもすばらしい。
そしてそのハーモニーたるや。


同じく2-5室の河鍋暁斎が弟子のコンドルに贈ったという2曲1隻の屏風は
無印ながら2人の女性のきものの柄から背景の屏風にいたるまで
心血をそそいだ感。代表作として後世にのころうというものです。


そのほか展覧会看板になっている 狩野正信の《白鶴》の類なきたおやかさ
狩野元信の《四季花鳥》の左隻、松越しの滝のど迫力にはやられました。


9月16日まで。
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/icom_2019.html 

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