人を傷つけることなく銀行強盗を続けていた老人の生き様とキャリアの最期をロバート・レッドフォードが演じる実録映画。本作でレッドフォードは俳優業を引退するそうな。
魅惑的な題材だけど何故かそれほど面白くない。映像のトーンは70年代ハリウッド映画のようにフィルムの粒子感が際立っていてシネマスコープと相まっていい感じなのだが、全編に流れるメローな音楽と編集テクニックが今っぽくて興が削がれる。演出がカッコつけすぎているんだな。こういう題材ならもっと泥臭くして欲しかった。
レッドフォードの引退作がこれだとちょっと残念だ。でもまあきっと引退撤回するだろうからそれほど悲しくはない。
ログインしてコメントを確認・投稿する