現在進行中(?)のモリカケ問題をほぼストレートに扱った社会派エンターテインメント。追求する新聞記者と記者に共鳴して内部リークする若手官僚の二人を軸に癒着構造が暴かれていく。
ろくな宣伝もしていないのに大ヒット中で、ということは国民が見たがっているということなのだろう。そのことをマスコミがあまり取り上げていないということも映画の中身とリンクしていて面白おかしい。
とは言え映画はそれほど面白いとも思えなかった。ダラダラとして緊迫感があまり無く、もっとテンポよく見せて欲しかったものだ。ラストで松坂桃李が記者に言葉にならない言葉を発するのだが、それが何を言ったのかわからない。
藤井道人監督の前作は大変良かったのだが。まだ若い監督なのでこらからも期待しよう。
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