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2019年04月15日21:23

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サンセット

第一次世界大戦前夜のブタペストにて、今はオーナーが変わってしまったけど元々は家業であった高級帽子店に就職したくてやってきた女性が知る家族と兄の秘密、やがてキナ臭い空気が流れ一気に戦争へ突入する急転直下の幕切れまで。
「サウルの息子」で世界を震撼させたネメシュ・ラースロー監督の待望の新作は、前作同様カメラは常に主人公と一緒に行動する。この演出スタイルはこの監督の作風であったのか。
本作はヨーロッパ史をある程度知っていないとわからない事も多く、第一次世界大戦はどういう経緯で起こったのか、を知っていると本作の理解は深まるのだろう。残念ながら自分はその辺りのことに疎くて本作を理解したとは言えない。
しかしこの演出スタイルは冷徹だ。主人公に追随しているだけで感情は一切ない。このやり方でハードボイルドミステリーを作ると傑作が出来そうな気がする。この監督にロス・マクドナルド原作の何かを演出してもらえないかな。
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