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2019年03月21日23:21

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雨ニモマケズ

遊休不動産の創造的活用、なのだそう。


雨ニモマケズ〜SINGING IN THE RAIN
@バンカートステーション


みなとみらい線地下1階、15年前に地上階開発のバイパスとして
用意されたが使われなくなった場所がアートスペースとなっている
ときいて見てきました。
印象にのこったもの、いくつかのメモ。


◆高橋啓祐《public=un-public vol.2》
通路のように細長い空間の湾曲した壁に6つの動画が投影されています。
すべてに共通するのは”羊”。
人間から、空から、限りなく増殖する羊羊羊‥


◆松本秋則《Sound Forest》
竹や和紙といった素材ののりもののような立体が
風をうけ、あるいは電気で運動し、軽やかな音をたてる。
癒されます。
フォト



光を使ったものが好き。
◆開発好明《雲と雨》。(写真上部)
”雲”は発泡スチロールでできています。

フォト



写真下部は
◆小田原のどか《↓(2019)》。
赤いネオンの矢印はもうひとつの会場にもありました。
その意味を知った時、愕然。
長崎の爆心地を示すものだったのです。
いまは黒御影石の三角形の碑であるそれは、1948年にがれきが
取り除かれ木製の標柱が建てられるまで
なんと矢印型の構造物だったといいます。
投下から1年後にたてようとした慰霊塔の建設はGHQにより
断念されたためでした。まるで記号ではないか。
その矢印の下で撮られた集合写真‥
長崎といえば北村西望の平和記念像ばかりが有名ですが
いろいろ事情があるものだったのですね。




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もう一つの会場、R16スタジオは
東急東横線廃線跡の高架下を16のブースに
仕切っての展示ですが、
半屋外というか廃墟感がたかい。
雨の日はどうするの?と心配になるくらい。


六本木クロッシングにも出品している土屋信子の
「月へ行くための装置」など。


渡辺篤の《七日間の死》は
3月10日朝〜16日夕方にかけて
コンクリートの箱に1週間閉ざされて過ごし
自力で外へ出るというパフォーマンスだったといいます。
フォト

たしかに穴のあいた箱が展示されているし
”困窮者や孤立する者の当事者性を身体に憑依させたい”って‥


3月24日まで。
http://bankart1929.com/bank2018/space/station/index.html

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