「仲間を求めて泣く遠吠えも、
いつしか夢はかなって、
共に歩める友を得る」。
人と同じことが嫌で、
つるまないと何もできない周りをあざけり、
一人でいることの方が、
幸福だと思っていた。
やがて恋を知り、
理想の生活にあこがれた。
世界には敵しかいないと思えて、
自分の正義を振り回すことに、
快楽を覚えた。
満月のよる、
ふと飛び込んだ満月に駆られて、
自分の孤独を吠えてみた。
遠くから聞こえる、
同じ声。
一人ではないんだと、
初めて知った。
アジアに木魂する声も、
アメリカに木魂する声も、
ヨーロッパに木魂する声も、
アフリカに木魂する声も、
僕の耳には届いている。
最後には群れようか、
みんなで勝利して、
満月の誓いを果たそう、
たとえ距離は遠くても、
君の声は届いているから。
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