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2019年03月10日22:38

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六本木クロッシング

え、杉戸さんってあの杉戸洋さん?


六本木クロッシング2019
〜つないでみる
@森美術館


3年に一度の現代美術展。
25人のアーティストの「いま」のきりとりかたがそれぞれで面白い。


印象にのこったもの、いくつか。


◆飯川雄大
会場入り口にある巨大なピンクのネコはみなさん撮影するでしょうね。可愛い。
でもれっきとした真面目なコンセプトがありまして
”‥写真に収めようとする時、どうやっても全体像を撮影することができない
という事実に気づきます。(筆者注・狭い場所に展示されているのです)
情報過多の社会において、真実や全体を俯瞰することの難しさや、
写真で本当の状況や感動を伝える無意味さを提示している”
のだそうです。


◆土井樹+小川浩平+池上高志+石黒浩xジュスティーヌ・エマール
《機械人間オルタ》
◆林千歩
《人工的な恋人と本当の愛》
フォト


写真上が石黒先生のロボット、下は林さんの”アンドロイド社長”。
ブレードランナー風ですね。
しかも現実感があるところが怖い。


◆竹川宣彰《ネコオリンピック:開会式》←写真左
◆アンリアレイジ《プリズム》←写真右
このあたりはインスタ映えもいたします。
フォト




◆川久保ジョイ
《アステリオンの迷宮ーアステリオンは電気雄牛の夢をみるか?》
SFネタ&経済ネタですね。
目の付け所が15周年を迎えた美術館の壁面を‥とは奇想天外。
川久保さんはたしかポーラミュージアムアネックスのアネックス展にも
でていたから合わせて見たいところです。


◆佐藤雅晴《Calling》
フォト


これ、たしか原美術館の『東京慕情』展にでていたのではなかったかしら。
ひとっこひとりいない、しかしついいままでなにかが行われていた場所で
不在電話が鳴り響きます。
つながろうとしている誰か。でも伸ばされた手の届くところにひとはいない。
今回のテーマに相応しいですね。
湯気の立つカップのある食卓、夕日のさす無人の教室、誰ものっていないエレベータ、
茂みの枯葉の上に落ちているモバイル、布団ののべられた旅館の部屋電話‥
どの状況もこわすぎます。


土屋信子などタイミングが合わずみられなかった作品もあったので
再訪した方がよいかもしれません。




5月26日まで。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2019/index.html







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