mixiユーザー(id:21651068)

2018年10月21日21:44

269 view

横山華山

曽我蕭白の影響を受けたとは信じられないくらい、表情がおだやか。

横山華山 18:00
@東京ステーションギャラリー
フォト




複数の展覧会をまわるときには、なるべく
違う傾向のものを、 というわけで
こちらにも立ち寄りました。 

【曽我蕭白】
 
横山華山(1781〜1837) 
曽我蕭白(1730〜1781)
つまり蕭白の亡くなった年に生まれている。 
よって直接指導を受けたわけではないのですが
影響がよくわかる展示でした。
例えば両人の《蝦蟇仙人図》が並べてあります。 
蕭白作(ボストン美術館)は不自然なまでに曲げられた腕なのに対して 
華山作は模写でありながら現実感のあるポーズなのです。 
《群仙図》も華山の作品は怪しくない。 
《西王母》も怖くない。

 
【久隅守景】 

それよりみなさんおっしゃるとおり、 
《夕顔棚納涼図》が 
フォト


久隅守景の《紙本淡彩納涼図(夕顔棚納涼図)》
フォト

(画像は部分)に似ていますね!模写なのでしょうか。

しかも実物をみますと、華山の絵に登場する二人の表情が、守景より
さらに穏やかで素敵なのです。団扇もよく描けているし。
国宝をむこうにまわして恐れ多いことですが。。。


【祇園祭礼図巻】


上下巻合わせて30m、それを一気に展示しているのが目玉です。
これは歴史資料としても価値がたかく、現在はない「鷹山」が これを資料として復興をめざす動きもあるとききました。 

《蘭亭曲水図》(ボストン美術館の方)もよかったですし
《瀑布図》も滝の捉え方が抽象画のようで興味深く 
《宝船図》は絶筆に近いとは思えぬ迫力がありました。 
これは「あたり」。前期もみればよかったな。 


11月11日まで。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201809_kazan.html

7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する