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2018年09月08日20:00

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スゥ・ドーホー

重さのない構造物を通り抜ける視線。



開館10周年記念
Do Ho Suh : Passage/s
@十和田市現代美術館

1962年生まれの韓国の現代美術家。

十和田現美に所蔵されている作品に以前から興味があったので↓↓↓
フォト



思いきって行ってきました。
(作品は写真撮影可)

企画展示室は3つ。

まず第一室には今回の遠征を決心させた
ファブリック・スカルプチュア・インスタレーション。
フォト


黄・緑・赤のオーガンジーでできた構造物です。
作家が生まれた家をスタジオの廊下が繋ぐ形だそう。
なるほど黄と赤の部分にはコンセントやドアノブまであります。
一方通行に通り抜けながら観賞。


続く第2室は映像作品でした。

8分余りのビデオに次々と無人の部屋が映されます。
子供部屋、書斎、台所、ホテルの一室、韓国伝統的なインテリア…
と、上下に動いていた画像が左右の動きに変わるや
今度は無機質な廊下が次々と現れました。
《マイホーム/ズ パサージュ/ズ》
十和田バージョン、とわざわざ名うっているということは、今回だけの編集でしょうか。


第3室は再びオーガンジーで、
作家がこれまで住んだ住居のインターホンやドアノブ等をモチーフにした布の彫刻。
フォト


糸で描かれたドローイングも独特な世界でした。


《ゴーイング・ホーム》というインクの小さなドローイングは
展示するうちに色が退色したそうで
現在は作家が修復中。
釘あとだけが残っていました。
数日で戻ってくるとのことです。



公式カタログによれば巡回はなさそう。
10月14日まで。
http://towadaartcenter.com/visit/

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