パンは美味しい
関西は、日本でもパンの消費量が大変多いそうだ。パン好きが多く、そのためか、パン屋さんも多く、また、美味しいパンも多い。街のパン屋さんで、長く営業しているお店で、ハズレは、まずないのではないかと思う。街のパン屋さんで、パンを買えば、まあ、間違いはないのだが、そうそう家の近くに良いパン屋さんもない、という場合もあるだろう。そんな時は、スーパーなどで売っているメーカー製のパンを買うことになる。パンメーカーのパンも、美味しくはなっているのだが、やはりパン屋さんのパンにはかなわない。特に、差が大きいのが、食パンとフランスパンだ。菓子パンの場合、メーカーのパンでも、それなりに美味しいが、味がストレートにわかる、食パンや、フランスパンの差は、絶望的にすら感じる。食パンやフランスパンの美味しいパン屋さんは、腕の良いパン職人のいるパン屋で、まあ、他のパンも美味しい。専門家では、ないので、何が違うのかは、良くわからないが、味の違いは歴然なのだ。一番差が大きいと思われるフランスパンで、比べてみよう。
パンメーカーのフランスパンは、もう、フランスパンと呼べるような代物ではない。ほぼ、形をフランスパンに似せた別物と言っていい程の違いがある。スーパーなどでも安く売っているが、買って食べても本当に美味くない。ラスクにしても、美味しくない。皮は、シナシナ、中は、硬くて噛み切れない。食感が良くないのだ。本当に美味しいフランスパンは、表面は、カリカリだが、硬すぎない。歯で噛むと、カリカリと崩れていく。中も割としっとりとはしているが、噛み切れない程は、硬くない。普通に食べられるのだ。フランスパンが美味しくない、と感じているほとんどの人は、パンメーカーで作られる大量生産されたフランスパンを食べているからではないかと思う。カリカリだが硬すぎない。こんな魔法のようなフランスパンは、腕の良いパン職人でないと作れない。そんな上等なフランスパンはともかく、普通に手に入る普通のフランスパンを、食べる方法を紹介したい。まずは、ラスクを作ってみる。
ラスクは、フランスパンを輪切りにして、それをこんがりとカリカリに焼いたものだ。美味しいフランスパンだと、ニンニクの香りを付けたり、バターを薄く塗る必要もない。小麦の香りとカリカリの食感だけでも美味しくいただける。小麦には、独特の香りがあって、香りの良い小麦とそうではない小麦がある。ご飯と同じだ。本当に美味しいご飯は、香りも良い。この香りが大事で、口に入れて、噛んだ時に、鼻に抜ける香り、これが、味の第一印象になる。食べ物は、本当に香りが大事なのだ。焼いただけでいい香りを出す食べ物は、間違いなく美味しい。野菜を焼くと、いい香りになるのをご存知だろうか。ラスクにして食べてみて、美味しいと感じたら、いいのだが、それでもカリカリにならず、噛み切れないぐらい硬かったり、美味くない場合は、味と食感を変えるしかない。
フレンチトースト
フランスパンをフレンチトースとにして食べる人もいる。卵と牛乳でパンの味も香りも変えてしまうので、ほぼ、どんなフランスパンでも美味しくなる。一昼夜牛乳に漬ける人もいるが、そこまでやる必要はない。普通に輪切りにしたフランスパンに牛乳をかけて、濡らし、溶いた卵を付けて焼けば良いだけだ。卵には、塩胡椒少々で、味を付けておく。フライパンにバターを1カケ入れて、その上に牛乳で湿らせ、卵をまとわせたフランスパンの輪切りを乗せて焼く。適当に焼けば良い。味は、卵と塩胡椒、香りはバターで補うので、まず、不味くなることはないだろう。焦がすと苦くなるので、焼き過ぎは厳禁。卵が固まる程度で十分だ。皿に移して、ナイフとホークでいただく。味が薄い場合は、塩胡椒をふってやる。失敗のしようがないフレンチトースとだが、それでも失敗する人がいる。原因は、塩が多過ぎるのと焼き過ぎだ。卵は、軽くキツネ色になる程度で十分だ。焦げが出るとそこだけ苦味が出て不味くなる。余熱でも卵には火が入るので、火を止めてフライパンに入れたまま、しばらく放置しておくだけで焼ける。この余熱で火を通すというのが、料理をあまりしない人にはなかなかできないようで、トンカツもそうで、トンカツも余熱で火を通すと柔らかいトンカツに仕上がる。卵焼きも同じ。火を入れ過ぎると固くなって不味くなる。何度も作って、塩梅を覚えるしかないだろう。最初は、塩を少なめにすることと、焼き過ぎないように注意しながら作ってみると良い。味が薄いと思ったら、後で、塩を軽くかければ良い。ヨーロッパの方では、肉などを焼くとき、焼いてから塩胡椒をするところもある。肉は焼く前に塩胡椒をしなくてはいけない決まりはないのだ。食べて薄かったら、塩や胡椒を足せば良い。焼いてから胡椒をすると、胡椒の香りが際立つ。ここでも香りだ。ということで、フレンチトーストは、バターで焼くと、ほぼほぼ上手くいく、、はずだ。ただ、バターすら、火が強すぎたりで、焦がす人は焦がしてしまう。で、ものすごく基本的なことから
フライパンにバターを入れる場合、まず、フライパンを適度に熱して煙が出ると、コンロからフライパンを一旦外す。火を弱火にしてコンロにフライパンを戻し、バターを1欠け入れて、バターが溶ける前にパンを入れてしまう。バターが溶けるのを待っていたらバターを焼き過ぎてしまう。パンを入れると一旦フライパンの温度が下がるので、焦げ難くなる。焦げ過ぎも厳禁。バターが溶けた頃合いを見ながら、パンをひっくり返えす。フライ返しを使うように、間違ってもフライパンを煽ってひっくり返そうとは思わないように。焦げ目があまりつかなくても、卵は、半熟でも食べられるので、しっかり固まっていなくても気にしない。しっかり焼くよりも生焼けの方がまだマシだ。コンロの火を止めて、そのまま、しばらくパンをフライパンに入れたまま放置。これが、余熱焼きだ。その間に皿や飲み物などを用意する。フレンチトーストを失敗する人は、料理の才能がないと諦めてください。フランスパンの食べ方の紹介でした。
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