西部開拓時代のアメリカのどこかを舞台にサイコパス牧師とその娘の十数年に及ぶ闘いを重厚で格調高く見せる異色西部劇。
因果関係を説明するために過去へ過去へと遡っていく構成が巧みで、主人公のダコタ・ファニングは何故喋れないのか、何故牧師を恐れているのか、牧師は何者か、という疑問が解決されると更に謎が提示されていく。単純だけど効果的で気がついたら映画から目が離せなくなっている。
タイトルのブリムストーンって何のことだ、と思い調べたところ地獄の業火とか業火の硫黄という意味で、深いというか怖いタイトルだわ。
主人公のダコタ・ファニングだが、最近は妹のエル・ファニングの方が人気だけどダコタはダコタで正統派美人女優に成長しているじゃないか。演技もちゃんとしていてとても良いと思う。
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