台湾の殺し屋が暗殺仕事のため来日し、暗殺失敗で逃亡の末にたどり着いた地で地元のおせっかいたちに慕われ、料理の腕が良いことから屋台の店を開店し、つかの間の幸福を味わうが…。
冒頭のハードなバイオレンス描写と陰影ある映像のノワール映画からほのぼのコメディに転調していくストーリー展開が面白い。
近年は無残な映画しか作れていなかったSABU監督が久々に面白い映画を作った。こういうのを見たかったのよ。
コメディのまま終わって欲しかったがさすがにそうはいかず、色々決着をつけることになる。さっきまで笑って見ていたと思ったらリアルでハードな殺しの描写に唖然とさせられる。実は怖い人なんだ、と忘れていた記憶を蘇らせる。
後味悪く終わるのか、と思っていたらいい話になって終わった。少しホッとした。
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