スター・ウォーズ／最後のジェダイ

前作で色々伏線を張っていたような気がしたが、実は張っていなかった。レイの出自は何なのか、と全世界の人々が気になっていたのだろうけど出自はとりたてて語るべきものでもなく、じゃあ前作でライトセイバーに触れた時に見た幻視は何だったんだ。何故ルークの機械の右手がＲ２に触れるところを見て、幼い少女が左手のオッサンに連れて行かれるところを見たのか。左手のオッサンはルークじゃなかったんかい。
まあそれは置いておくとして、本作は主人公がいない群像劇だった。新三部作はレイの話じゃなかったのか。レイのミッション、フィンのミッション、ポー・ダメロンのミッションが同時並行に語られ、ポー・ダメロンはどうでもいいんじゃと思いつつ、でもここにはレイアがいるから気にはなるし、フィンのミッションは全く面白くなく、レイのミッションは拍子抜けで盛り上がらない。
結局何がどうなるわけでもなく、続きが気になるわけでもなく終わってしまった。
この監督の処女作は高校を舞台にした高校生によるハードボイルドミステリーで、金は無いけど知恵を使った大変面白い映画だけど、本作はその処女作よりつまらなかった。