mixiユーザー(id:6486105)

2017年12月19日21:33

539 view

「時間が止まった私 えん罪が奪った7352日」

 朝、室温が8度のダイニングでテレビニュースを見ていた。
 アメリカのワシントン州シアトルで開通初日の列車が脱線し、高速道路上に転覆しました。乗客乗員は併せて80人で、この事故で少なくとも3名の死者が出たとの情報。脱線の原因は制限速度が50キロのカーブで130キロの速度オーバー、と見られています。
 このニュースを字で追っていけば事故の全容は理解できるが、まだ頭が半分寝ているような状態の上に震えるほど寒いと、意味がよくつかめない。いや、そもそも自分のジョーシキから外れていることが多すぎるせいだ。
 開通初日に事故?
 乗客は80人って、一桁間違った数字なのでは?
 制限速度を80キロも超えるのも不思議と言えば不思議だが、安全装置ってないのか?
 ニュースはすぐに次の事件へと進んだのだが、私は夢を見ているくらいに現実感がなかった。
 もしこれが事実だとすると、列車ひとつ安全に運行させる能力がない国が核を保有する資格なんてないと思う。そもそも運行初日の13両編成電車で江ノ電より少ない乗客数ってあり得なくない? 
 ニュースの終了後、ネットで事故を確かめてもテレビの情報と似たり寄ったりだった。思い込みが強過ぎるとテレビニュースの意味が掴みづらくなることだけはよく分かった。

 そんなことより、昨夜10時に見たNHKスペシャル「時間が止まった私 えん罪が奪った7352日」について。

大阪市に住む青木恵子さんは、娘殺しの母親という汚名を着せられていた。1995年、小学6年生だった娘を、保険金目的で焼死させた疑いで、無期懲役を受けたのである。獄中で無罪を訴え続け、2016年、無罪判決を勝ち取った。その間に8歳だった息子は29歳に、60代だった両親は、80歳を過ぎ、介護を必要としていた。自分自身も31歳から51歳になっていた。失われた家族の絆を取り戻そうとする青木さんだったが…。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586977/index.html

 ネタ晴らしをすると、惠子さんのお母さんは認知症をわずらって、お父さんから叱責を受けたあと失踪する。そこで初めて、惠子さんの息子(夫婦)、お父さんと一致団結してお母さん捜しをして、家族の絆が復活するのだが、お母さんは1カ月後、溺死体で見つかった。
 お母さんが失踪したから実の息子と話が出来た、ずっと惠子さんを疑っていた実の父とも和解出来た、というような決着になったのだが、私には一つとして光も出口も見えなかった。不幸な中にも救いがあった、というような生易しい人間ドキュメントでは絶対にないはずだ。 
 人生でもっとも輝きのある30代40代の20年間を刑務所に収監され、当時も現在でも「真犯人」ではと疑いの目で見られ、しかも本人の自白(取調官による強要)だけで起訴・有罪判決となっているのだ。検察だって司法だって間違いはおかす。が、一度決めたらたとえおかしいと疑義が生じても改めないという国家主義的レゾンデートルとはなんぞや? 
 何度でも繰り返す。冤罪を憎むのではない。過ちを認めない国家第一主義が私は憎いのだ。中学の終わりくらいから、どうも国家というのは怪しくて信用できない、とたびたび思わせられてきたのだが、年端もいかない少年に不信感を抱かせたのは、国の罪である。
 私はいまだ、隙あれば自民党議員やエリート官僚や御用学者に水銀を混ぜた飲料を与えて飲ませたい、と思うことがある。テロではない。中学から高校に入った頃は水俣病問題が社会化していたのだが、国も熊本県も東京大学医学部も「腐った魚を食べた貧乏人の風土病だ」と主張し、チッソによる水銀垂れ流しが原因とする一部の良心的な研究者と真っ向から対立していた。なので、国家ファーストの人間は、水銀を飲んだらいいだけのことである。このようなヒジョーシキな例は森友&加計学園なども含めて枚挙に暇がない。
 NHKスペシャルの同番組内容が悪い、と言えないことは分かっている。
 強いて言えば、あまりに虐げられた人間のドキュメンタリーなんて作らないで欲しいのだ。私はごく平凡な人の生き様を見たい。
1 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年12月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31