あまりに有名なアガサ・クリスティー原作の推理小説の何度目かの映画化。原作は読んでいない。映画と違って結末を知っている推理小説は読む気がしないものだ。
中学生の頃にシドニー・ルメットが映画化した作品をテレビで見て意外な犯人に驚き、エルキュール・ポアロのキャラクターにすっかり参ってしまった。その後クリスティーのポアロが出てくる本は何冊か読んだが、ルメット監督版のキャラを思い描きながら読んだものだ。数年前の午前10時の映画祭で上映された際にも見たが、映画としても大変よく出来た作品だった。
で、ケネス・プラナー監督主演の本作だが、ルメット版と全然違っているけど、これはこれでありかもしれない。
贅沢な役者陣でゴージャス。ゴージャス役者陣のアンサンブルは映画ならではの面白さ。
冒頭で派手な立ち回りを見せるポアロはアクションもこなす。ちょっとカッコよすぎる気もするが、まあいいか。ケネス・プラナーのエルキュール・ポアロは今後もう少し見てみたい。
ログインしてコメントを確認・投稿する