飯田高誉によるキュレーション。
コンセプト・オブ・ハピネス
アニッシュ・カプーアの崩壊概論
@EYE OF GYRE
アーニッシュ・カプーアといって思い浮かべるのは
シカゴのミレニアムパークにある"Bean(豆)"のように
滑らかで鏡のような彫刻でしょうか。
可動式コンサートホール《アーク・ノヴァ》が六本木に姿を現わしたのも記憶に新しいところ。
カプーアの作品はとっつき易い。
そう思っているひとには今回の新作展は衝撃かもしれません。
シリコンの立体にグラスファイバー、
まだらに染められたガーゼはそれを覆いながら透けて見せているのです。
こちらとしては、まさに彼のInstagramの世界でにやりとしてしまいました。
平面のグアッシュ作品も激しくかつ美しい。
会場ではBBC制作のドキュメンタリーが流れていました。
A Year of Anish Kapoor
Imagine (2007 52min.)
大規模インスタレーションの制作風景やインタビュー。
アーティストとしての日常は?という問いに
「空っぽのスタジオで過ごす勇気」
「美しいものやスピリチュアルなものなど作れない。それが存在すると気づくだけだ」
なんてかっこよすぎる。
展覧会は11月26日まで。
http://gyre-omotesando.com/
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