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2017年05月24日12:44

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家の前にフクロウの雛がいた

 今朝の9時過ぎ、家のそばでちょっとした騒動が起きた。
 フクロウ(アオバズク)がうちから数軒先の家の前にある木の上に止まっていた。ラズリの散歩に出ようとしたタイミングで同じく犬の散歩で出た隣家の人からフクロウがいることを教えられ、二人してしばらくの間、見守っていた。
 一緒にお寺を一周して帰路についたら、まだフクロウはいた。
「大きさからしたらまだ雛なのかな」
「たくさん猫がいるので襲われないかな」
「陽差しが強いので消耗しないかな」
「お腹が減っていないかな」
 二人してこんな会話を交わしていたのだが、やっぱ心配なので、とりあえずお寺へ報せに行った。
 次々とお坊さん3人が見に来て、「3年前にもアオバズクの雛を保護したことがあるんです」と言う。
 その際は金沢動物園(横浜市)の飼育員が来て、保護したそうだ。
 数分の間、みんなで見守っていたのだが、このまま放置して猫やカラスに襲われるのを危惧し、捕獲して段ボールに入れ、金沢動物園に電話することになった。
 いちばん若いお坊さんがそっとアオバズクに近づき、両手で包み込むようにして生け捕り、タオルを敷いた段ボールに入れた。雛はちょっと暴れて糞を垂れたが、総じておとなしかった。

 1時間半後、デジカメで撮影した写真を印刷して、お寺へお持ちした。出て来られたお坊さんが「ちょうどいま、金沢動物園に引き渡して帰ったところです」と言う。少なくとも今年に入って生まれた雛らしく、これからのこととして「裏の森に親鳥がいるようなら雛を返してあげ、親鳥が見つからないようだったら動物園で継続して保護して育てる」という方針だとのこと。これでひとまず安心だ。
 今夕、動物園の飼育員がうちの裏山に来て調査するはずだ。
 夜の8時から11時くらいに、ホゥッホゥッというフクロウ特有の鳴き声が森から聞こえる。お寺をぐるりと250度くらい取り囲んでいる小さな山の、あちらこちらでフクロウは時々、寂しげな声を出して鳴く。
 フクロウがいるのはわかっていたが、ここに越して来て21年で初めてフクロウを見たことになる。これまでに何度か「夜、フクロウの声を聞いた」と日記にも綴ったけれど、書きながら丸山健二の長編小説のようで自分にはリアリティがないものだから、(ホンマかいな)と苦笑するようなところがあった。
 親鳥がいればいいのだけど……、と今はせつに願っている。まだ年端も行かぬ赤ちゃんがいきなり大きな動物に掴まれて暗い箱に入れられて移動したんだもの、さぞかし怖かったに違いない。
 
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