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2017年04月25日20:58

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だから小島慶子が好き

 毎年3月、市役所から狂犬病予防注射の案内が届く。日本で狂犬病の発症が見られた最後は1957年だから、根絶して60年が経った。意味がなくはないのだろうが、狂犬病の予防注射を続けるのなら犬よりむしろ、狂った人間に接種したほうがいいのではないか?
 市が主催の注射会に行くのが安上がりだが、本日、近所の動物病院にラズリを連れて行った。
 ガラスドアを開けて待合室に入ると、2人と2匹の犬がいて、どうやら狂犬病の注射で来ているわけではなさそうだ。ラズリを見て、ご年配のおばさんが「あら〜、可愛いワンちゃんだこと。目がお優しくって、おとなしそう〜」などと語りかけてきた。ここは高額で有名な病院で、どうも客層が私には合わない。
 ラズリと居心地の悪い思いをしながら待っていると、会計で「かゆみ止め軟膏と整腸剤5日分で1万2千円です」と獣医が言っているのが聞こえ、引き返そうかと一瞬腰が浮きかけた。
 20分ほど待って、ようやくラズリの順番が来た。
 診察室に連れていき、ラズリをお姫様だっこして診察台に乗せる。
 体重測定と、検温や聴診器での心音測定など型通りの診察が終わって、注射を打ってもらった。
「18.9キロで、前回より1キロちょっと増えています。ダイエットをされたほうがラズリちゃんのためにはよろしかろう」と注意を受ける。ごもっとも。
 少し高額の代金を払って退散。
 NHKで放映中のドラマ『ツバキ文具店』はこの一帯でのロケが多い。八雲神社の前で、観光客がツバキ文具店の話をしているのが聞こえた。私もつられてiPhoneで写真を撮ってしまった(笑)。入口の八重桜は今が満開。
 不快なことをあまり書きたくはないのだが、ネットのニュースでマツコと有吉が女性アナウンサーをいじったことに対して小島慶子が批判したという記事を読んで、むっとした。
https://www.j-cast.com/2017/04/25296439.html 
 弱い者いじめと紙一重の「いじり」はバラエティ番組の真骨頂で、日本人というのは醜い政治家を笑い飛ばすよりいじめやすいタレントをこきおろして仲間内で笑い合うのが、昔からのお家芸だ。これまでに明石家さんまとか有吉某なんぞがMCを務める番組をちらっと見たことはあるのだが、B級バラドルのちょっとした言い間違えを捉えて意地悪いツッコミをし、それに対して雛壇のタレントが一斉に笑い、会場の観客が拍手をする、というようなシーンが連続していて、わたし的には何一つ面白くない。このような自分の性格は、21世紀に入る頃から「発達障害」などと呼ばれているようだが、精神に障害があるのは、おそらく私側ではない。自分よりも弱い立場の人間をいじめて喜び合う、通称「喜び組」だ。あの「北の国」より多少オシャレで豊かななだけで、ソーシャルキャラクターとしては立派な全体主義国家だと思う。
「いじめじゃないか!」とツイッターでつぶやいた小島慶子が、炎上状態になっている。Y!ニュースでこの記事を読んで、さらにコメントを10個くらい読んだら、全員が小島慶子に対してヘイトスピーチをしていた。実を言うと、私はこれで怒ったのだ。
 子どもの頃から自分よりも頭がよくてきれいな異性、というのが好きで、小島慶子なんてある種の好きなタイプだ。論理的で、独立心が高く、面倒くさそうで、意志が強そうで、顔立ちはかなり聡明っぽい。朝日のAERAに連載コラムを持つのが象徴している(なんちゃって)サヨクで、時々日本人総体と自民党と原発を批判する。
 そんな小島に対して、匿名ネット民が侮蔑の言葉をこれでもかと投げつける構図を見ていると、つくづく情けない。頭が悪い女がモテる、というのは幼稚な男の精神構造の表れだと思う。根深い性差別だ。
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