藤田美術館

いつも造幣局の桜の通り抜けに併せて覗く藤田美術館。
ひと足はやく見に行きました。

ザ・コレクション
＠藤田美術館



藤田美術館といえば今月１６日にクリスティーズのオークションにかけられ、
３１点が３０１億円！で落札されたのが記憶に新しいところ。
http://www.art-annual.jp/news-exhibition/news/65433/

その代金は建て替え費用にあてられるとのことで
ただいま開かれている展覧会が終了次第、工事が始まります。

展覧会の会期は前後期にわかれています。
国宝の《曜変天目茶碗》は通期で出ていました。
売られなくてよかったですね。

前期にはほかに国宝６点、重文９点を含む２９点。

快慶の《木造地蔵菩薩立像》は色彩も大変綺麗でした。
重文の伎樂面は東大寺大仏開眼供養の折のものだとは・・・
かと思えば国宝の《花蝶蒔絵挟軾》（脇息ですね）は使用感ありあり。

お宝満載でしたが確かに蔵そのままのような展示室は老朽化も感じます。
展示ケースが硝子の引き戸だったりして。

後期には
雪舟自画像（模本ですが重文）、国宝の《紫式部日記絵詞》も出るから
もう一度来た方がいいかもしれません。
その頃には庭園の花も見頃でしょうしね。

前期：４月３０日まで
後期：６月１１日まで
http://fujita-museum.or.jp/exhibitions.html