11歳でアングルの弟子となり、16歳でサロン入選。37歳で死去。
シャセリオー展 〜19世紀フランス・ロマン主義の異才〜 @国立西洋美術館
ミュシャでいっぱいいっぱいになったところをクールダウンしようかと上野へ。
素描が多いときいていたし・・・・ 大それたことでした。反省。
日本発の本格的な展覧会だそうで
アングルに「絵画界のナポレオンになる」といわしめた才能の持ち主です。
ただ、師匠の磁器のような肌の人物と違い、シュセリオーの描く人物はやわらかい。
神話の世界を描いていても現実の人間のようです。
メインビジュアルの《カバリュス嬢の肖像》も
ティツィアーノと比べては いけないでしょうが、とても魅力的です。
そして嬉しいことに、影響をうけたとして
ギュスターヴ・モローの作品が出ていました。
・《アポロンとダフネ》(ギュスターヴ・モロー美術館)
・《聖チェチリア》(国立西洋美術館)
・《牢獄のサロメ》(国立西洋美術館)
・《ヘロデ王の前で踊るサロメの関連習作》(ギュスターヴ・モロー美術館)
・《オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘》(ギュスターヴ・モロー美術館)
・《若者と死》(オルセー美術館)
クールダウンどころか上がってしまいました。
オルセーからきている作品はシュセリオーに私淑していたモローが その死に際して描いたもの。
5月28日まで。
http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/
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国立西洋美術館は常設展示ものぞくことにしています。
ミニ企画展
スケーエン デンマークの芸術村
ここで漸く一息つきました。
アンナ・アンカーでは
《明かりのついたランプの前の若い娘》がよかった。
そしていつものように
・ヴィルヘルム・ハンマースホイ《ピアノを弾く妻イーダのいる室内》 にご挨拶。
シュセリオー展関連でモローとドラクロワの作品も撮ったりして。
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