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2017年03月13日00:09

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VOCA展

現代美術。平面表現の可能性を探る試み。もっと映像にはしってるかと思った。


VOCA展2017
現代美術の展望ー新しい平面の作家たち
@上野の森美術館
フォト



このごろ、美大の卒展やら美術館の公募入賞発表展が目につきます。
こちらは、「ボカてん」かと思ったら「ヴォーカ」、
The Vision Of Contemporary Art 
の略、 今年24回目という由緒あるものだそうで。
知りませんでしたすみません。


若手(40歳以下)の作家35人がまず全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者から推薦される。
推薦者の所属は 損保ジャパン東郷青児美術館、東京オペラシティアートギャラリー、愛知県美術館、
森美術館、IZU PHOTO MUSEUM、横浜美術館等々耳なじみのあるところから もちろん札幌〜沖縄まで全国的。
国立国際美術館の橋本梓さんとか、知っている名前があるとなんとなく嬉しい。

そしてその中からVOCA賞1名、奨励賞2名、佳作賞2名、大原美術館賞を決定。

選考委員8人のなかにも
委員長 建畠 晢(多摩美学長)
副委員長 本江邦夫(多摩美教授)
と、最近講演会を聴いたばかりの方々が入っていたのでふと行ってみる気になりました。

平面、というシバリ?があるにもかかわらず、
表現というかスタイルがさまざまなこと、 想像以上でした。


フォト

左から時計回りに VOCA賞 幸田千依《二つの眼を主語にして》 VOCA奨励賞 鈴木基真《Ghost #4》 VOCA奨励賞 上田良《4つのオブジェと1つの視点》

幸田作品は近景と遠景がはっきりした風景画ですが視点のズレが面白い。
鈴木作品は制作した立体を写真に撮ってさらに平面にしたもの。内から光るよう。
上田作品も立体を写真撮りでインクジェットプリントしたもの。橋本梓さんご推薦。

浅野有紀さんとか青木恵美子さんとか、すっきりした作品が記憶に残りました。
そういえばVOCA賞の幸田作品も、光に包まれたようにきれいだった。
あ、どうも十五代 樂吉左衞門さんの「アートは美しくなくては」という言葉に 影響を受けているようです。


それにしても過去の推薦作家をみるとすごい。
村上隆、大竹伸朗、奈良美智、小沢剛、会田誠、田中功起・・・ただし皆さん 受賞はしてないw
あ、山口晃さんが入賞してますね。

3月30日まで。 http://www.ueno-mori.org/exhibitions/main/voca/2017/

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