ティツィアーノ

会期初日に行きました。
《ダナエ》の金の雨、すばらしかった。



日伊国交樹立180周年記念
ティツィアーノとヴェネツィア派展
@東京都美術館

見所はやはり

ティツィアーノのこの三点が揃って見られることでしょうね。
(いずれも部分。左から《フローラ》の右手、《ダナエ》の右手、《教皇》の右手)



個人的にはティツィアーノ以前の板絵
《聖母子》(バルトロメオ・モンターニャ)を興味深く観ました。
私的なものだったようで背景は板目まで見えますが座る姿勢の幼子キリストの表情がいい。
しかしこれ、図録ではマリアの手ばかり目立って？なものになっています。
背景もべったりとした黒になっているし…まあ仕方ないか。


展覧会監修者の記念講演会も聴きました。

ヴェネツィア,もうひとつのルネサンス
ｼﾞｮｳﾞｧﾝﾆ・C・F・ｳﾞｪｯﾗ(本展監修 ﾍﾞﾙｶﾞﾓ大学教授・ｷｴﾘｶｰﾃｨ宮絵画館館長)

ヴェネツィアの街の成り立ちから、印象派が出てくるまでヴェネツィア派が欧州絵画をリードしたことなど、
ティツィアーノ愛にあふれるお話でした。




4月2日まで。
http://titian2017.jp/