mixiユーザー(id:6486105)

2016年03月20日00:14

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古いアルバムを開く

 Amazonで注文していた島田潤一郎の『あしたから出版社』が昼に届いたので、つい読み始めた。今週会ったNHKのディレクターから、「一人出版社・夏葉社の島田君」の半自叙伝は面白かった、と言われて注文した本だ。
 大学を卒業してプータロー暮らしとなり、鬱屈の日々。就職サイトに載っている人事募集を50社応募しても受け入れてくれる会社がなく、「生きにくい世の中だ」「ぼくのような
人間にとって社会はぜんぜん優しくない」と前書き冒頭にあった。
 何も出来ないまま31歳となる。
 ある日一本の電話が掛かってきた。母からだった。
「ケンが事故でもうダメだって。瞳孔が開いているんだって」
 もっとも仲のよかった従兄だった。ケンと島田の生まれは半年しか違いない。
 郷里に戻ってケンの遺体と対面した。ここのくだりを読んで、昨年2月に急逝した従兄弟の顔が不意に蘇ってきた。ケン坊は私と4カ月違いの同学年で、もっとも仲がよかった。
 先月、彼の奥さんと電話で長々と話したあと、ケン坊が小さかった頃の写真を送ってあげようと思った。それは小学校2年の夏、一緒に室内プールへ行ったときのツーショット写真で、ケン坊は満面に笑みをたたえて顔がくしゃくしゃの表情をしている。私の少年時代でもっともお気に入りの写真だった。いまだ毎日泣くじゃくっているという奥さんに送ってあげるのがいい。でもスキャンニングが面倒なので、ついつい引き延ばしていたのだった。
 両親が残してくれたアルバムにはケン坊の写真が20枚ほどある。うち3枚をチョイスしてスキャンし、1枚1枚色味を補正してプリント。なかなか思ったような写真にならない、
 と悪戦苦闘していたところに、10歳年上の友人から電話が掛かってきた。いのちよりも大切なものがある、という禅の公案に似た話をされ、思い当たるふしが大いにあった。話の途中、トルストイを思い出し、しかし話が軽くなるおそれがあるので、言葉に出すのをやめた。
 暇人なのにやるべきことが山積している。全然片付かない。サボっている。そして相変わらず歯が痛くてこわごわ生きている。
 夜、ちらっとマイミク出演のネット番組を見て、22時からはだらだら2時間も「愛車遍歴 久米宏2時間スペシャル」を見た。何をやってんだか。

写真はアルバムに貼ってあった私の11カ月齢写真
これをmixiの自己紹介写真にしようかしら
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