かつてナチスに奪われた後にオーストリアの美術館に展示されているクリムトの名画をアメリカ在住の女性が所有権は自分にあるとして、若僧弁護士と共にオーストリア国家相手に訴訟をした、という実話の映画化。
こんなドラマチックなことが実際にあったとは。物語の展開もワクワクしながら見れるが、戦争で引き裂かれていった家族への想いが胸を打つ。
過去の風景の中に現在の自分がいる、という描写は映画ならではの魔法。自分より若い父親がみんな一緒に踊ろうよと誘いかけるシーンには泣いた。
タイトルでネタバレしてしまっているが、出来ることなら絵画の所有権は女性にあってもオーストリアに置いておいて欲しかったな。
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