人斬り以蔵の異名を持つ岡田以蔵の半生を勝新主演で石原裕次郎、仲代達矢、三島由紀夫ら共演で描く五社英雄の時代劇。
高校生の頃にリバイバル上映されたけど見るのは今回初めて。「鬼龍院花子の生涯」以前の五社英雄の映画の中でこれが一番いいんじゃないか。全部見ているわけじゃないけど。
勝新の粗暴さと明るさが岡田以蔵のキャラクターに似合って本当にこういう人だったんじゃないかという気にさせる。いいように利用されて捨てられる悲しさと権謀術数のドラマがダイナミックな演出で見応えあり。台詞さえ言わなければ存在感のある三島由紀夫の下手な演技はご愛嬌だが切腹シーンの迫力は何なんだ。
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