原題は『Kind One』、
フランス語版では女性たちとされたものが
日本語では『優しい鬼』。
インパクトあります。
第14回 中之島どくしょ会
《優しい鬼》
作家 レアード・ハント
翻訳家 柴田元幸
作家 柴崎友香
@フェスティバルスイート
作者に翻訳者に芥川賞作家のゲストまで出席の豪華版。
後半の質問コーナーでは
・写真と小説の関係
・序章とメインのつながり
・タイトルについて
・なぜ女性の小説を書くか
・日本に関心を持ったのはいつか
・好きな日本文学は
など、様々な質問がでました。
なかでも興味深かったのは
・誰に向かって書くか(読者をどう考えているか)
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「最初から具体的なイメージはありました。
書くときは身近な人のために書きます。
妻は第一の読者であり彼女の批評を生き延びれば大丈夫です」(ハント)
「月がきれいなときそれを伝えたい誰かにむかって書いています。
それは若いときなら好きな人かもしれないし、
亡くなった人かもしれない。抽象的なものかも」(柴崎)
「英語が読めなかった頃、世の中の翻訳は何か違うんじゃないかと生意気に思っていた。
その頃の自分に向かって書いています」(柴田)
・このような小説はアメリカの歴史や
聖書の知識がないと理解できないのでは
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「もちろん知識があった方が理解は深まるかもしれませんが
それ以外に大切なものがないならその本は失敗であると思います。
土は掘ると違う層がありもっと深い層があります」
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