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2015年11月08日07:45

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あえかなる部屋

地上に存在することは
それ自体祝福であるのか


内藤礼さんの創作にせまる映画が大阪にやってきました。

フォト




あえかなる部屋
〜内藤礼と光たち〜
@第七芸術劇場


2月に六本木で行われたトークショーを聴き、
初夏には、舞台となる瀬戸内の豊島美術館を訪れて
公開を待ってきました。

監督の中村佑子さんは時々
大きな息をするために内藤さんの作品が必要になる
といいます。

私にとっても内藤礼さんの作品と向かい合うのは大切な時間です。


直島の「このことを」
庭園美術館の「信の感情」
資生堂ギャラリーの「椿会展 初心」
豊島の「母型」


カメラが入るとつくることが失われてしまう、と
映画後半にはカメラの前に立つことを拒む内藤さんですが

それでもファンにとっては嬉しい映像が満載です。

光に溢れるアトリエ。
猫。

「ひと」を彫る木材。小刀。

壁に貼られた写真。

《color beginning》(見たばかりの国立国際美術館では《無題》となっていましたが)は
薄くといたアクリル絵の具を何ヶ月もかけて塗り重ねてゆくのですね。
その過程が詳細に記録されているホワイトボード。

三日に一度しか外に出ずひたすら製作する日々。


映画では《母型》がたっぷり映ります。
西沢立衛さんの建築とあいまって
どんなに素敵な作品か
沢山のひとに味わって欲しいと思います。

11月27日まで。
11月21日には監督の舞台挨拶があります。
http://aekanaru-movie.com/
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