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2015年11月03日07:57

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フジタ

画家にとっては描くことが生きること


MOMAT コレクション
〜特集:藤田嗣治全所蔵作品展示。〜
@国立近代美術館


もとからこちらは常設展示まで必ずみる
大好きな美術館です。

今回の収蔵作品展示は特別感がありました。

フジタの戦争画、その題名と画像は幾つか知っていても
実際に観たのは初めてです。

《はるは河畔之戦闘》140.0*448.0
《アッツ島玉砕》193.5*258.5
《サイパン島同胞忠臣を全うす》181.0*362.0

どれもが大画面で細部に至るまで描き込まれている、
これは現物を見なければ分かりませんでした。
描く以上は「縦横無尽に主観を混えて描きまくるべきだ」ですものね。



心惹かれたのは初めましての作品《神兵の救出到る》。
フォト



インドネシアでしょうか、兵士が邸宅に救出のため
踏み込んだ瞬間を描いたものです。
野戦でも海戦でもありません。

室内の調度や静物、たとえばオールド・パーの瓶とか
グラス、花鳥画の屏風の描きかたといったら…
テーブルの下には猫までいるではありませんか。
画家が本当に描きたかったものは…と想像させられます。


そして今回のフジタ全作品のカタログ
フォト





これが800円とはお値打ちです!
(ちなみに表紙の写真、これは収蔵庫でしょうか)

12月13日まで。
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/permanent20150919/


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帰りがけ、正面の看板の裏面に次回展示の予告がありました。
フォト



おお、恩地孝四郎ですか!

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