ブルガリ

昨年、国立西洋美術館で見た「RINGS」でも思ったのだけれど、
宝石には物語がありますね。





THE ART of BVLGARI
@東京国立博物館

ブルガリという名前を知ったのは、
蛇のように絡みつくデザインの時計からだったでしょうか。(持ってませんが)

歴史とともにレベルも数もこれだけの作品を見られる機会は貴重でしょう。

照明をおとした会場、ショウケース越しではありますが目も眩むハイジュエリーが
文字どおりきら星のように並んでいます。
横ではブルガリをまとった名女優たちの映像。

ソフィア・ローレン、イングリッド・バーグマン、ジーナ・ロロブリジーダ、ジュリア・ロバーツ…

そうよねえ、と思いながら映像を見ていたら

Rie Miyazawa

おお、宮沢りえさん！
撮影は2015年ということは今回撮られたものですね。

薄いブラウンのスポーティなジャケットでシャツなしの大きく空いた胸元に
二連のターコイズのネックレス。

ケースの中ではずっしりとして見えるのに
華奢なりえさんに似合っています。

それからは画像コーナーで「りえちゃんを探せ」(笑)。

ネックと袖がレースの黒いドレスに
古代の硬貨をモチーフにしたゴールドのネックレスにイヤリング。

黒いつば広帽子、白のシャープなカットのシャツ、
真っ赤なルージュで
セルペンティ(蛇)の腕時計。
白いエナメル仕上げにエメラルドの緑色の目が輝きます。
いや、りえさん大女優になられましたね。


最後のコーナーはエリザベス-テーラー。
リチャード・バートンから最初に贈られたエメラルドの指輪。
AIDS救済のためチャリティに出されたのですね。

そして展覧会のメインビジュアルになっているサファイアのネックレスは
彼女の「目の色に合わせて」リチャードから贈られたもの。
フライヤーではぼかせれているチェーンの部分も見事な技巧が凝らされています。





目の保養をしたあとは、庭園を散歩してクールダウンしました。
銀杏にどんぐり。実のなる季節ですね。



11月29日まで。
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