6月20日ロイヤルホース

飯田俊明さん(Pf)、歌いました！故郷大阪で歌手デビュー(笑)です。

結城安浩LIVE TOUR 2015
@ROYAL HORSE




【出演】
結城安浩(Vo&Gtr)
飯田俊明(Pf)

七色の声を持つ結城安浩さんの全国ツアー、大阪公演の１日目に行きました。
以下、流れをご紹介。

【前半】

ピアニスト飯田さんの軽やかなイントロにのって登場。
伸びた髪はハーフポニー、シッポ部分はお団子にまとめて額を出しています。
黒いスーツに斑染めのシャツ。
開けた胸元にペンダントがきらり。

もう最初からテンション高い！
自己紹介から生き生きとして。客席も手拍子。

♪Sway
♪LOVE

《ラヴ》で結城さん、身体を使ってアルファベットを形づくろうとする。
確かに「E」は難しい(笑)…
「ファイナルまでになんとか…
うまくいかなかったらツアーで歌うのやめる」

♪So Far Away
♪月の海

《ソー・ファー・アウェイ》はスバルレガシィのCMにも使われたキャロル・キングの曲。
『タペストリー』というアルバムに入っています。
前半のハナマル。
《月の海》は作曲飯田俊明さん、作詞結城さんのオリジナル。

このお二人のコンビで一昨年は毎月新曲を作っていました。
《月の海》は哀愁漂うバラードですが、次の曲は思いっきりコミカル。歌詞がアドリブでくるくる変わります。

♪変わらない関係

ここで結城さん爆弾発言。
「２部ですけど、飯田さん歌いますよ」

！？

そういえば開演の時、ロイヤルホースの小林さんが前説で「ピアノ&ボーカル飯田俊明」と紹介して、あれっと思ったのでしたが。

飯田さん、しゃべらせてくれる？とマイクを手にします。

問題の新曲は《ノー天気パラダイス》というのですが
それを「今の結城くんにぴったりだね」と絶賛したら。
「それってバカっぽいってこと？歌ってもらうからね」となったようで。
飯田「人前で歌ったことないし〜」
「あ、そうやってハードル下げようとしてる」
しゃべるほどにはめられてゆく飯田さん、
悪いけれどハタからみていて愉快。

♪Oh Happy Birthday

宇宙のビッグバンを祝う曲です。「それがなければ僕らは生まれてないから」
ちなみに今月お誕生日の人います？と呼びかけると手をあげるかたお一人。
結城さん、《ハッピーバースデイ》をアカペラでプレゼント。囁くような美しい歌。
サナエさんおめでとうございます〜。

♪ブロークン・バウ

ストーリイを感じさせる歌。スツールに座って歌われました。

１部最後は賑やかに

♪Come Fly with Me


【後半】

静かなピアノのなか、背を向けて立つ結城さん。
向き直って

♪Ave Maria(シューベルト)
♪Feeling Good(ニーナ・シモン)

後半の山場はいきなり最初にやってきました。
《フィーリン・グー》
ドラマチックで。想像力をかきたてられます。

そしてシューベルト。
結城さんの《アヴェマリア》を初めて聴いたのは
目黒ブルースアレイの"ステップス・フォワード"というライヴシリーズだったでしょうか。
ライヴ最初に会場を浄めるような厳かな曲。
しかしいい意味であまりにも艶っぽい《アヴェマリア》で
不遜というか、神さまに失礼だなと感じました。
今回はそんなことはなく。
ひたすらに、よかった。
なににむけた祈りだったのでしょうか。

ここで、なんと次回の告知。
マネージャーのフジコさんが、言いよどむ結城さんに、紙に書いて急いで渡します。

今年はまた大阪ロイヤルホースに来るのだそうです。

10月11日(日)12日(月)
12月22日(火)23日(祝)

えーっっっ
そりゃ来てくれるのは嬉しいけど12月は…
いつもスルーせざるを得なかったクリスマスライブだけど…

客席も反応さまざま。

「ハイ、ざわさわしない！後でやってください」


「今回のツアーファイナル7月4日が終わると僕、オフになります。
夏はやりたいことが沢山ありますね。キャンプ場２ヶ所も予約してしまいました」
丸焼きのチキンの中には何を入れるの？という質問に
客席からお米とレモン、という声。
お料理も上手な結城さんです。

「ゴルフは上手くならないね。調子悪いって言ったら、
調子云々っていうのは上手い奴が言うんだって言われちゃった。
昼から打球が曲がるんだよね。食べるといけないのかな」
それはランチにビールを飲むからでは…

♪サマータイム

岡本知高さん絶賛の、ため息のようなジャジーなサマータイム。
後半は客席手拍子。

「"なつじかん"お贈りしました。
さて皆さん今日の目玉です。
飯田さんが地元大阪でどうしても歌いたい、デビューはロイヤルホースがいいんだそうで」
飯田「もぉヤだオレ」
「心が強くなるよ」


「昨日マネージャーが運転する車で来たんですが、
途中食事したSAに観覧車があって」←どこ？
「食事してから、"やっぱり乗ろう"。男二人でのったの」

「乗ろうとしてそっちに歩いてから飯田さんったら"オレ高所恐怖症"って言うんだよね。
なんで今？最初に言えばいいのに。
で、チケット買って」
飯田「オレはアンパンマンカーに乗りたかった…」

「ちょうど何台かに１台しかない《シースルー》が来て。
もう乗るしかないじゃないシースルー。知ってる？下まで透けてるんだよ」

「飯田さんはちょっと動きだしただけで"こわいこわい"どこが怖いの？まだ上がってないんだよ？
こっちはおおはしゃぎで"いいださ〜ん♪"ってピョンピョンはねて。

写真も撮ったからねー"飯田さん笑って笑って"って。
あー面白かった一生忘れないよ。
飯田さんっていつも静かなのに僕の肩をバンって叩いて"やめてよ！"。
大人げない…」

どっちが(笑)。
しかしふっきれたようで

飯田「よしっ行くぜ！イェイ」
「飯田さんがイェイって言うの初めて聞いた」
飯田「もういっぱいいっぱい」
「飯田さん、楽屋でノリノリだったんだよ"ノー天気〜"って」

♪ノー天気パラダイス

ギターを弾く結城さんとの重唱ですが、飯田さん歌われました！

拍手喝采！

飯田「歌って楽しいね」
「目覚めた？」
飯田「老後は歌でいこうかな。結城くんと歌うとうまくなったような気がする」
「これ上手いとかいう種類の曲かなあ」
飯田「さっ」
「なんで飯田さんが仕切ってるの！？」

そこからいつもの濃厚な空気に戻りました。


♪Signal Bird
♪夜の太陽
♪最後の手紙

オリジナルの３曲。
ゴッホをイメージした《夜の太陽》はスツールに座って
ギター弾き語りの《最後の手紙》はファルセットに
アンナ・カヴァンの『氷』を思い出しました。

♪最後の夜
♪Mack The Knife

アンコール前のMC。
「去年はツアーができなくて。
僕はやっぱりツアーでみんなに会いに行くのが好きだし
この距離で聴いていただくのが好きです。
今日はどうもありがとう」

♪smile
♪林檎の木の下で

ツアーグッズ (あ、トートバックの写真撮るの忘れた‥)




【セットリスト】

1st stage
♪01.Sway
♪02.LOVE
♪03.So Far Away(ｷｬﾛﾙ・ｷﾝｸﾞ)
♪04.月の海
♪05.変わらない関係
♪06.Oh Happy Birthday
♪07.Broken Vow
♪08.Come Fly with Me

2nd stage
♪09.Ave Maria(ｼｭｰﾍﾞﾙﾄ)
♪10.Feeling Good
♪11.Summer Time
♪12.NO TEN KEY パラダイス
♪13.Signal Bird
♪14.夜の太陽
♪15.最後の手紙
♪16.L'ultima Notte
♪17.Mack The Knife

アンコール
en1♪Smile
en2♪林檎の木の下で