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2015年06月14日19:11

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ヴァチカン教皇庁図書館展

駅から15分。道は単純ですが案内がなけれは途中であきらめそう。

でも行く価値があります。
このフライヤーを見てください。

ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ
@印刷博物館

イタリアへはなかなか行かれず。
行ってもヴァチカンではシスティーナ礼拝堂と地図のギャラリーしか記憶にございません。

そのヴァチカン図書館からやって来た20冊の貴重な本とともに
国内の大学や当印刷博物館所蔵の中世古書を展示しています。

まず入口近くのプロジェクションマッピングなる立体映像で現地の空気を体感。
立ったまま観るのでちょっとクラクラ。

さて中世の書物。
本自体は日本語ではありませんので私には読めないのですが
ページを開いてケースの中に展示してあるどっしりとした本たちをみると
書物はタカラモノなのだなあという気分になります。

四か国語(ラテン語、ヘブライ語、ギリシャ語、カルディア語)が活版印刷されている対訳聖書とか…すごい。

手袋をはめて複製本をめくってみました。
本当に重くて、書見台が要ります。

挿し絵があったり周囲が装飾されているものもあり、読めなくても(しつこい)見るだけで楽しい。

だって、ボッティチェリの描いた《神曲》の挿し絵まであるのです。

虫眼鏡を持っていかなかったことを後悔…

文字の歴史は原始時代の洞窟壁画等よりずっと後ですが、
「絵」は長い間「ユニークピース」であり「印刷」されるようになったのは文字より後のことのよう。

文字の読めない人たちには絵の印刷も大事だなぁ等と実感しました。

日本との関連資料もありました。
マルコ・ポーロの東方見聞録
ロヨラ師の霊操
日本のキリシタンからの書簡(保存してくれているんですねぇ)…

特別展示以外でも印刷に関する映像資料が沢山ありますし
体験コーナーでは
グリーティングカードやカレンダーを作ったりして楽しめます。