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2015年06月08日21:19

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直島

週末の瀬戸内の旅、直島で印象に残ったこと、いくつか。


【オーバル】

せっかく瀬戸内に行ったのでベネッセハウスのオーバルに泊まりました。
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オーバルは6部屋限定の別館で、本館ミュージアム棟から
専用モノレールに乗って行きます。
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安藤忠雄さんの作品らしく曲面を生かしたつくりで
中庭の池には空が映り滝もあります。
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専用のバーがあったり、特別感満載。

401号室内のアートはキースヘリング《南アフリカに自由を》。
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【ミュージアムの常設】

ベネッセハウスは「美術館に泊まる」という特別な経験ができるホテル。
アート作品は、屋外彫刻や家プロジェクトを含めて
以前にほぼひととおり観ましたので

安田侃《天秘》に寝そべったり
ずらりと並んだ杉本博司《海景》と時間を過ごしたり、と
お気に入りの前でのんびり。


そうそう、今年できた、内藤礼さんの展示室も堪能してきました。
《ビギニング》のようなあえかなる白の
ドローイング《ナーメンロス/リヒト》。

直島の土と水で作られた小さな小さな舟・《舟送り》。
これは、他の所で作られたもの同様、そのうち
「魂をのせて海に返す」のかしら。



【ナイトプログラム】

地中美術館でジェームズ・タレルの《オープンスカイ》だけを
45分かけて鑑賞します。

地中美術館は前回訪島時に観ましたが、19時スタートの
ナイトプログラムに参加したのは初めてでした。


高い天井の中央がぽっかりと正方形に切り取られた白い部屋。
入口で膝掛けを受け取り、壁沿いにぐるりと設置されたベンチに座って
上を見上げます。

開口部の空はやや暗い水色。
じっと見ているうちに周囲の壁の色が微妙にゆっくりゆっくりと
変化してゆきます。

黄緑

ピンク

薄紫



エメラルドグリーン


それに従って開口部の空も違って見えてきたり。


不意に星がひとつ。
美術館が明るいので満天の星というわけにはいきませんが。

最後には暗くなった空と天井が一体となって薄闇に沈みました。
その間約40分。
誰一人一言も発しません。
聞こえるのは風の音と虫の声。

作品の一部になったようでした。

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