「ダラス・バイヤーズクラブ」で猛毒な生命賛歌を謳い上げて感動の渦に巻き込んだジャン・マルク・ヴァレ監督が「ダラス・バイヤーズクラブ」の前に作っていた映画。
現代のモントリオールを舞台に売れっ子中年DJと恋人とDJの別れた妻や子供たちとの日々の生活と、1960年代のパリを舞台にダウン症の息子を育てるシングルマザーの日々の生活を交互に描き、やがて時空を超えたトンデモワールドへと話が跳んでいく。三島由紀夫の「豊穣の海」のよう。そういうところは別としても大変つまらなかった。何を語ろうとしているのかなかなか見えて来ず、関心が薄れていってしまった。
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