午前中、本を返しに図書館へ。昨年の10月に出た『文藝冬季号』を借りたい、とこの半年間、訪ねるたびにバックナンバーの棚を見るのだが、今日もない。いまどき文芸誌を借りる人がそんなに多いとは思えないのだが、この号は朝日夕刊の文芸欄で称賛された2編の「ダメ人間小説」が掲載されているので人気があるのだろう。小説を読むのはそもそもダメ人間だ。ゆえに身近な小説を読みたい、ということか。
いったんうちに戻って簡単なランチを済ませたあと、天気が中途半端にサイクリング向きだったので、改造中の自転車で大船まで試走することにした。18インチの折りたたみ自転車と比較してどれくらい走りやすいのか、楽しみだ。
今日の鎌倉街道はクルマが少なかった。クルマの影がまったく見えないところを見計らって、爆走してみた。が、ルノーの折りたたみと大差ない。多少安定感はあるしスムーズな走りではあるが、劇的に走りやすくなったという美味しい話にはならず。まあこんなもんだろう。30万円クラスのロードバイクに一度乗ってみたい。どれくらい差があるのか、実感として知っておきたいから。
大船に着いて、ビタミン剤を買うためにダイコク・ドラッグへ。
入口脇でなつかしい飴を見つけた。『パイン飴』だ!
子どもの頃、飴と言えばイコール、真ん中に穴があるパイナップル飴だった。当時としては味も形もハイカラだったのだろう。
これって大阪の会社で、社名がそのものずばり『パイン株式会社』なのね。
http://www.pine.co.jp/
いまはいろんなキャンディが出ていてキャンディーズだが、昭和30年代40年代は黄金糖と扇雀飴とパイン飴の3強時代だった。私はパイン飴に一票だ。
ともかく懐かしい、いいものみっけ。10袋くらい大人買いをしてもよかったのだが、1袋にとどめておく。
1時間くらいブックオフで古本を物色し、2冊だけ買った。
帰り道、横須賀線に沿った細い道を通った。あと200メートルほどで北鎌倉駅、という道を時速10キロくらいののろい速度で走っていたら、5〜6歳の姉妹が縄跳びをしているのに遭遇。そばをさらに速度を落として走り抜けると、子ども2人から「こ・ん・に・ち・わー」と挨拶をされる。なんだかここも昭和だ(笑)。ぼくも姉妹に応えるように「あはっ、こんにちはー」と声を上げて挨拶しさらに10メートルほど自転車を漕いだら、後方から「さようならっっ…」とさらに声を掛けられた。振り向くのもなんだな、と思って、片手を上げてひらひらと回しながらそのまま走り去ったのだが、気分がすごくいい。鎌倉はときどき昭和な田舎が残っていて、地に足が付いた習慣に接することがある。こんな現実感がぼくは好き。
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