辺野古に動きがあるようですが…

　佐賀県知事選で自民党推薦候補が落選の報を、朝刊で知る。当選した候補者も保守らしいから別にどうでもいいことだが、日本人は右に寄りすぎたと思ったら少し左に戻してみたり、その逆もまたあったりと、バランスをとることがなんとお好きな国民かと思う。賢明な国民性だが、小賢しい。「原発は必要ですか？」というアンケートで「必要」「いまは必要で将来は廃止」「必要ではない」みたいな3択を与えると、真ん中を取るみたいな。
　一昨日から図書館で借りた『本音で語る沖縄史』(仲村清司著）を読んでいたところで、昨日、辺野古に工事資材を搭載したダンプカーなどが入った、というニュースを知った。が、NHKニュースでも朝日新聞でもこのニュースはシカトされている。

米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設準備が進む名護市辺野古で、仮設桟橋に関連する資材を積んだとみられる大型トラックや工事用の重機などが１０日朝から深夜にかけて米軍キャンプ・シュワブ内に次々に入った。１１日午前１時現在もミキサー車など重機の搬入は続いており、阻止しようとゲート前で抗議行動する市民らと警官がにらみ合いを続けている。（琉球新報電子版）

　沖縄の新知事は辺野古移設を容認しない人だし、先の衆院選では県の全4区とも移設推進を訴えた自民党候補者が落選したじゃないか。県民の意志は選挙の結果しだい、とも言えないが、再度、移設賛成派と反対派が同じテーブルについて議論をするのが最低限のルールだろう。武士の文化でもっとも恥ずべきは背後から斬りかかることで、保守のくせしてこの程度の教養と矜恃がないのは「在日日本人」だからじゃないか。ただ日本に生まれて日本国籍があるだけのしょうもない日本人で、日本のことを知りもしないし愛してもいないエゴイスト。
　10日の夜23時から翌25時という報道もあったのが、夜討ちはいかんでしょうが。夜陰に乗じてという言葉は、卑怯な行為を表す。
　で、ラズリなのだが最近、私が本を読んだりMacBookでメールやネットをチェックするときに使ってる愛用のソファーで寝るのである、私がベッドに入って消灯した途端、夜陰に乗じて。ときどき昼間でも私が別室にいるときなど、ソファーの上で和んでいることがあって、うたた寝している時もある。ソファーに上がることを禁じているわけでもないので、別に叱りもしないのだが、「おうおう、ラズリも偉くなったもんだよな」などと声を掛けると、ソファーから降りて私が次に何を言うか待つような姿勢になる。日本語は理解していないが、私の感情はある程度わかるらしい。うざいなと思ったら離れていくし、「ちょっと腹が減ってるだろうが、晩まで待て。おやつは当分禁止だ」と言うとあまりいい話の内容ではないと分かっている様子。
　コミュニケーションがうまくいっている、とまでは言わないが、昨今の日韓関係よりはコミュニケーションがとれているかもしれない。
　今日は午後4時開始のアジア杯緒戦、パレスチナ戦を基軸に生きたようなもの。快勝したのは嬉しい限りだが、あのガザ地区があるパレスチナかと思うと、いいところがまったくなかった大敗が気の毒な感じ。オレ、優しすぎるのかもしれない。もっと卑怯になって、弱い者いじめは結構なこと・徹底的に攻めあがれ、みたいな卑しさを身につけないと人間ダメになってしまいそうだ（苦笑）。