mixiユーザー(id:6486105)

2014年12月25日21:55

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駅前でお茶

 今日は年賀状を印刷。高品位でプリントアウトをするものだから結構時間がかかった。これからペンを持って一筆添えたり表書きするのは手間だなぁ、と思いつつも、私は人づきあいがきわめて悪いために年賀状はマストのコミュニケーション・ツールだと、自分に言い聞かせる。しかしいざ一筆を添えたり表書きをしたりしていると、たとえ真正面から寒風を受けようとも、ラズリと散歩するほうが楽チンで、2度に亘って長い散歩をしてしまった。
 今日は他に何もない、という一日になりそうだ。と思っていたら、午後4時半に知人から電話があって、いま鎌倉駅だと言う。で、駅前でお茶をすることになった。
 彼はめざましい全国展開を続ける大手書店に非常勤で勤め始めている。労働環境は想像通り、いや想定外なブラックだと言う。話を聞いていると、会社を支えているのはパワハラとサービス残業が2本柱の印象だ。労働契約は正社員の他、嘱託(年俸制)あり時給扱いありただのバイトありと様々な形態があって、正社員以外は食うだけでかつかつらしい。さらに正社員と言えども「驚くくらいの低賃金」と苦笑いしながら彼は言う。ワセダみたいな一流大を出て一流とさるトップ企業に入社して、とてもじゃないけどまともな年収とは言えない低収入、と語る彼の顔も少し憔悴しているように見えた。どうしてこれほど貧相な世の中になってしまったのだ、という公憤のために。
 結婚するのに収入なんてほとんど影響のない因子だが、子育てをするにはそれなりのお金が必要だ。本来、若い層を最優遇すべき政策が、21世紀に入って以来、若い層をないがしろにする流れになってしまった。一生で女性が産む子どもの数を「1.6」に上げるみたいな目標値を官公庁は唱えていたが、たぶんその逆で「1」以下になるのは時間の問題だろう。賢明な女性が子育てを躊躇せざるを得ない社会、というのは、日本の有史以来、初めてじゃないか。
 夕刊スポーツ欄のコラム見出しに、「無償の愛は必ず報われる」という文字があった。
「……けれど、惜しみなく無償の愛を注いだ人は、いつか必ず報われる。トナカイでもカンガルーでもいい。どんなそりに乗ろうとも、サンタクロースは心優しき人のもとへ必ずやってきて、足りなくなってしまったものをちゃんと満たしてくれる」というようなことが書かれていた。私は<無償の愛→報われる>という資本主義的な考えが嫌いだ。本来仏教に於いてもキリスト教に於いても、善行は報われないものだ。が、これほど貧しい時代になってくると、頑張れば見返りがある、というような一時代前のエートスもそんなに捨てたもんじゃない、見返りがないよりあるかもしれないという期待が持てる時代というのはそんなに悪くない、と思えてしまう。いや、ホントは間違ってます(笑)。真なる無償の愛がないような社会、というのは、そもそも成立しません。 
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