朝日夕刊の社会面に「リニア 地下水に影響?」という記事が載っている。
リニアのトンネル掘削によって、地下を流れる水の道が遮断されたり壞れたりする可能性が高い。実際、どれくらいの被害があるのか、トンネルを造る段階でも造り終わった段階でもわからない。リニアが開通して5年10年が経った頃になってようやく被害の全容が見えてくるものだろう。
今日の記事ではリニアのトンネル予定地に近い造り酒屋と豆腐屋が心配を述べていた。どちらも水が命の商売だ。JRは毎回決まり文句をコメントする。「住民や事業者には今後も丁寧に説明する」という始めに結論ありきの非科学的非論理的な文言だ。一昨日に決まった高浜原発再稼働でも似たようなコメントを関電はしていた。地域の人たちに説明して理解を求める、みたいな。
空から落ちてきた雨や雪が何年もかかって地中で濾過されて出来た一滴一滴の清浄な水が穢れていく。《草木国土悉皆成仏》という言葉は仏教用語だが、日本の仏教で生まれた教えだという。インドの仏教にはない原始アニミズムの考えだ。
超訳するとこんな意味だ。
すべての草や木は生きています。この地日本の国土に存在するすべての自然に仏(神)は宿っているのです。
こんな恥ずかしい内容は本来、書くべきではない。口にすべき考えではない。自然と共存することを静かに願っていればいい。自明のことだから、人に言って共有するようなものではないのだ。「イイネ!」を付け合うなんてとんでもない。
リニア建設は政府のお墨付きで始まった。が、責任の所在はJR東海らしい。敷設ルートも決まっているようで決まっていない。匙を投げて出たとこ勝負、みたいなやり方で、中村うさぎの行き当たりばったりな人生よりも行き当たりばったりなルートをとった。原子力発電所よりもさらに始末が悪いかもしれない。原発は私が生まれた貧しい時代の「夢の発電」という新興国にありがちな無節操だったが、リニアの着工は資本主義の酸いも甘いも通過したあとの爛熟期、2014年だ。国民の感性が退行している、と断言しておきたい。
ラズリたちボーダーコリーが廃業に追い込まれたブリーダーから救出されたのは2012年9月28日、ということはわかっている。直接に関わった団体も知っている。どうでもいいようなことだが、記憶が薄れないうちに話を聞いておきたい、と考えた。で、問い合わせのメールを書いた。出来れば電話で当時の様子を直接、訊いてみたい。
10月1日、ラズリたちはシャンプーしてもらって、きれいになった。その時の写真が偶然残っていた。へんな顔(笑)。
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