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2014年12月12日10:10

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関西のテレビって、12.12.014

11日、ハイヒールのはてな? リンゴ姉さんは、いまだタイ上空をほうきに乗って飛んでいるようでお休み。今週のテーマはアイドル史。良く知られたアイドルではなく、明治期以降のアイドルを紹介。日本にはアイドル文化が昔から存在した。このアイドルと言うジャンルは日本独特かも知れない。歌手であっても、それ程歌が上手い訳でもない、だが、大人気となる。この感覚は日本人独特の感覚として古くからあったのだが、明治期以降、西洋に学べと言うスローガンの元、日本の価値観も西洋に大きく傾く。そのために、日本独特のアイドルジャンルが一段低いものとして扱われるようになっていく。文化をメインカルチャーとサブカルチャーに分ける西洋の文化的階級思想をそのまま取り入れたためだった。文化的差別感覚と言ってもいいのではないだろうか。この差別感覚がいまだに正しいのだと思い込んでいる人も多いだろうと思う。明治期には日本でも貴族がおり、社会的な階級や差別は存在したのは事実なので、文化的にメインカルチャーとサブカルチャーと言うように階級的に分けて扱うのが当然だと思っていたのだろう。もちろん、メインカルチャーが上等な文化でありサブカルチャーは下等な文化だと言う認識だった。これが西洋的階級だ。ところが、本来の日本の文化は、ちょっと状況が違っていた。もちろん日本にも社会的な階級、身分制度が存在した。士農工商等がその典型だろう。農民を二番目に持って来るところが日本的だが、これは武士の価値観による。だが、文化に関してははっきりとした階級は存在しなかった。歌舞伎もイメージとしてはメインカルチャーに入ると思う人も多いだろうが、実際には庶民の演芸だった。かぶき、と言う言葉は、傾く、と言う言葉から来ていると言う。かぶき者と言うのは、変わり者と言う意味もあり、はぐれ者、らんぼう者と言うイメージがあった。今で言うヤンキーや不良に属するだろう。社会から逸脱した存在でもあったのだ。かぶき者達が派手な衣装を着て踊りまくる、かぶき踊りが流行、歩行者天国で独特のコスチュームを着て集団で踊っていた若者のイメージだ。江戸時代のかぶき者は、女物の派手な着物を着て街を練り歩く不良達だった。日本の文化には、このような、はぐれ者のイメージがある。茶の世界もそうだ。千利休が侘び寂びを提唱したが、侘びは、わびしい、つまり、上等ではない、と言う意味になる。寂びも、さびれる、と言った意味合いだ。わびしく、さびれた様子を愛でると言う価値観を提唱した。かるみ、もメインカルチャーの大仰さを嫌った価値観になる。侘び寂び軽み、と言う日本独特の価値観があるため、西洋的なメインカルチャーとサブカルチャーを身分制度のように分ける考え方を粋ではない。と感じる感覚が日本人にはあった。粋がる、と言う言葉もあるが、粋ばかりを求める者を、粋がる、と否定するのも日本独特だ。メインカルチャー、サブカルチャーと分ける考え方の根底には、階級制、身分制度による差別が存在する。そのため、多くの日本人は、この文化的階級に対して、非常に強い違和感を感じてしまうのだ。油彩画の世界でも、油彩画は、メインカルチャーで漫画やアニメはサブカルチャーだと階級的な差別感を持っている人もいる。油絵の具を使えば、それでメインカルチャーになるとか、幼稚過ぎる考え方だが、この差別感が油彩画を貶める原因にもなっていた。漫画やアニメが迫害の対象にされたのも、サブカルチャーへの階級的差別意識があったがためだった。この感覚は今でも存在する。日本のあるテレビ局の幹部が、宮崎アニメを、サブカルチャー扱いして差別する発言をしたことがあった。これに宮崎駿は激怒する。今でこそ、日本の漫画やアニメがまともに取り上げられるが、少し前までは差別の対象だったのだ。基本的に人間が全て平等であるように、本来文化に階級はない。特に日本の場合、どんな文化であっても天井がなく、あらゆる文化的ジャンルから飛び抜けた作品が登場する土壌が昔からあった。かぶき踊りが、歌舞伎になったように、わびしさや、さびしさが、侘び寂びとなったように、日本の文化は、階層に分け、階級に押し込めるような性質のものではない。これはアイドルも同じ。今になって、ようやく、日本のこのような文化的アプローチを海外の人々が理解し始めるようになった。明治期以降の西洋文化一辺倒の価値観から、日本文化を世界に発信するようになった。その発信される文化がサブカルチャーだとされていた文化だと言うのも皮肉だろう。昔は、漫画は図書館に置かれなかったのだ。漫画への差別だったが、それが日本の実情だった。





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