作詞者のクレジットまで確認をして歌うオタクの面倒くささ 短歌
コンビニの明かりにすがる帰り道 アイスが溶けるスピードで生きる #短歌
耳たぶをすり抜けていさゆく風のなか耳をたたんだうさぎの寝顔 #短歌
アイスの棒当たりが出たらもう一度今日をやり直せる気がしてる #短歌
真夜中の冷蔵庫からあふれだす月光を食べるうさぎの群れは #短歌
静かなる夜の底にて自分へと「お疲れ様」と告げるひととき #短歌
スプーンですくういちごの甘やかし明日のことなどあとに回して #短歌
ワンツーでずれていくから人間だ(みんな違ってみんなどうでもいい)#短歌
残像の追いつかぬままステップは余韻となって夜に満ちてく #短歌
その柔らかいお腹をそっと撫でながら明日を生きる約束をする #短歌
沈んでく三日月の角つついたらひかりになって消えてゆく夜 #短歌
犬だって生きてるだけでえらいのだ(僕はバイトを無断で休む)#短歌
終末の空の青さを知らぬまましっぽを振っている神様か #短歌
「続いてしまう」と呟く僕の手に鼻先を寄せてくる犬がいる #短歌
無防備に腹を見せている犬さえも税金の支払いはしないのだ #短歌
深爪のあとの指先そっと噛む君のクセさえ愛しくなって #短歌
切りすぎた爪のすきまに溜まっていく光の粒を拭い去る午後 #短歌
深爪の傷み抱えて来週のシフトの文字を眺めてる夜 #短歌
なんでもできると言った舌の根が乾かぬうちに食べるカップ麺 #短歌
あたたかい皮膚のスキマに散らばった光を集めて抱きしめる午後 #短歌
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