mixiユーザー(id:2083345)

2026年09月20日16:43

270 view

8/7・9/14 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画@東京都美術館(その1)

7月25日にすでに開幕。申し込んだ特別鑑賞会は9月14日14時の回が当たる。14時の回だと16時に完全閉館してしまうので2時間しか見られない。私の平均鑑賞時間は2時間半なので、普通の分量でも見切れないこと必至。うーん、どうしよう。

とりあえず、一般鑑賞日の8月7日に1人で行く。開幕して落ち着いた頃、まだテレビ宣伝も少ない頃だったので激混みではなかったが、列を作らないとやはり見られない。混んで滞留するせいもあるが、何よりも量が多すぎて、浮世絵を流してみても3時間でも足りなかった。揉める声も少し聞こえてぐったり。
東京都美術館100周年記念展だけど、こんなに大盤振る舞いしないで2回に分けて貸し出してくれてもいいのにね、っていう質と量だった。大英博物館、ほんとすごいわ。その一言に尽きる。

結局、2時間以内で見る対策として、以下作戦。
(よかったら参考にしてください)
コレクター紹介のプロローグは省略する、絵巻ものはどれも面白いので、最前列滞留覚悟でしっかり見る、第2章の浮世絵は知っているものが多い錦絵は流しつつ見て、希少な北斎下絵や広重写生帖だけはしっかり見る、閉館ギリギリになったら、話題の襖絵に戻る。襖絵は人が多いと下がって全体図を見られない、これのみ撮影可なのに写真が撮れないので、人がいなくなったこの時間を狙うのがベストなのだ。単眼鏡は必携。

https://www.tobikan.jp/exhibition/2026_britishmuseum.html
https://daiei-ten2026.exhibit.jp/
フォト

1753年に創立したイギリス・ロンドンの大英博物館は、世界を代表するミュージアムのひとつです。同館の日本美術コレクションは、海外では最も包括的なもののひとつと評されるほど量・質ともに充実しています。そのコレクション形成を支えてきたのは、ジャポニスムが流行した19世紀後半以来、海を隔てた異国の地・日本の文化に魅了された人々でした。
数々の収集家や学芸員が築いたつながりは、国境や時代を越えて広がり、今日まで受け継がれています。
本展では、4万点に及ぶ同館の日本コレクションから、江戸時代の屏風、掛軸、絵巻の絵画作品と、歌麿、写楽、北斎、広重など代表的な8人の浮世絵師による版画を中心に、優れた作品を厳選してご紹介いたします。さらに、近年の調査成果や収集の背景にも光をあてることで同館が日本美術の収集・研究・保存の第一線で果たしてきた役割をたどります。それは、国際的な文化交流の歴史を振り返ると同時に、大英博物館に受け継がれてきた日本美術の名品と、今日を生きる私たちとのあいだに新たな対話をひらく機会ともなるでしょう。

プロローグ 大英博物館と「日本」をつないだ貢献者たち

第1章 花開く江戸絵画

1−1江戸時代以前

伝祥啓《山水図》明応9年(1500)頃
中国宋代の山水図の定石通り、下から上へジグザグに鑑賞者の目線を誘い、画中に没入できる仕組みになっている。この仕組みを知ってから、山水図を見るのが楽しくなった。
フォト

《猿草紙絵巻》室町時代末期(1560〜1570)頃
山王権現に仕える神職の娘の嫁入り行列が猿で描かれている。これが無茶苦茶可愛いのだ。青い装束を着て馬ではなく白鹿にまたがる者もいれば、赤いお尻を出して徒歩で行列に加わる者もいる。お嫁さんは頭に白い布をかぶって輿に乗っている。
フォト

狩野派《瀧龍図》江戸時代初期(16世紀後半)

絵師の名前は特定されていないが、縦長の画面に収める構図のうまさ、墨のぼかしや滲み、筆致の鋭さ、上手いなぁと思う。
フォト

櫻井香雲《法隆寺金堂壁画 九号壁 模本》明治13年5月
彬子女王殿下が、留学中ボランティアで働いていた大英博物館の収蔵庫内で発見されたものとして話題になった。膨大な資料を一つひとつ確認していかないと、出てこないまま。地道な作業に頭がさがる。大規模な修復と新たな表装を施されて、今回、150年ぶりに里帰り。すごいね。
フォト


1−2江戸時代前期

岩佐又兵衛工房《平家物語 文覚図》江戸時代前期(17世紀)
後白河法皇の屋敷に、神護寺再興のための勧進で文覚が乗り込んでくる場面。躍動感半端なし。
フォト

フォト

狩野宗眼重信 襖四面 4セット 桃山時代末〜江戸時代初(17世紀初)
フォト

� 埆�冬花鳥図襖》大英博物館
フォト

フォト

フォト

フォト

�◆埆娵焚崢賛涓─婬椡朮�
フォト

フォト

フォト

��《名所風俗図襖(三保松原・清見寺)》… �△領¬�
フォト

フォト

フォト

フォト

�ぁ垓彜�書画仙人図襖》シアトル美術館 もとは�,領¬未世辰燭發�
フォト

フォト

フォト

元は奈良県の談山神社の学頭屋敷を飾る一連の大きな装飾画だったのが、明治時代に流出し、世界各地にバラバラに分蔵されていた。それがこの展覧会で一堂に会することとなった話題作である。

金がふんだんに使ってあり重厚で豪華な襖絵。春から冬へ変わってゆく景色のなかで鳥たちの愛らしく平和な営みが素晴らしい。背面の《琴棋書画仙人図》は格調高く、《名所風俗図》は爪の先にも満たない大きさの人物までもが生き生きと描かれ、作者狩野宗眼重信の画力の高さを知る。

テレビで知った話。

1987年東博で開催の「大英博物館所蔵 日本・中国美術名品展」で�,鮓�ていた、狩野派研究者・山下善也氏が、2024年に宮越家で�△鯆敢困垢襪海箸砲覆辰拭��△鮓�た氏は、その構図の連続性と画風の同一性に気づき、襖の引き手金具が同じものであったことが決め手となって�,鉢△�対であることがわかったのだ。
フォト

フォト

そして筆者が狩野宗秀(狩野永徳の弟)の門人である狩野宗眼重信であることが断定された。
�,鉢△�表裏一体であることはわかっていて、1930年代に大英博物館が買い取った前に分離されていたらしい。シアトル美術館も今回の展覧会のために特別に出品してくれたんだね。ありがたや。

作品そのものの鑑賞だけでなく、こうした発見のニュースは楽しく興味深い。仏像や襖、壁画などその場所にあること自体に意味がある場合もあれば、こうして時空を越えての展示もまたロマンがあるよね。幸せになれる話。



余談ではあるけれど、��には続きの絵があるようで、(三島・箱根)の四面の中に猫が描かれているのだ。店先にちまっと座っている。この襖は今回出品されておらず、宮越家詩夢庵にいかないと見られないらしい、残念。



長くなるので、日記は(その2)に続く…
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1992888712&owner_id=2083345&from=add_diary_finish

フォト


17 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年09月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930