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2026年09月09日16:27

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9/2 いきもの超ワールド展@国立科学博物館



「ダーウィンが来た!」というテレビ番組は日曜日夜8時の大河ドラマが始まる直前に放映される。我が家は昔から日曜日は大河ドラマを見ることになっているので、その前まで夕飯を食べ、台所の片付けも済ませたい。なので、「ダーウィンが来た!」の放映時間にはテレビの前でゆっくりなんてことはありえない。
加えて、夫はネイチャー系の番組を見ない。虫は嫌い、鳥は興味ない、水生生物はえぐい、猛獣は捕食を見たくない、可愛い生き物は死ぬのを見るのが辛い…とかいう理由。
私は、虫等実物は超苦手だが、世の中にこんなにも不可思議な生き物がいること自体が面白くて興味深くて、テレビならガン見するほど大好き。猫科の動物は特に思い入れがあるから、捕食、死などの暗い面含めて感動する。


番組は見損なったものが多いが、生き物うんちく知りたくて、気の進まない夫を従え出かけました。夏休みが終わり、一段落ついたところだろう、いつもの科博より空いている。写真撮影は映像以外可。パネルと剥製と映像での展示はいつもと同じだが、やはり映像がダントツに面白かった。
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https://ikimonoworld.jp/
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地球誕生から現代に至るまで、地球環境は目まぐるしく変化しています。この多様で変化に富んだ環境に適応したいきものが次世代を育み、長い生命進化の歴史を築いてきました。本展では、そうしたいきものの適応進化や生存戦略、それに伴い獲得した形質や機能が幅広く取り上げられます。そして、NHKの自然番組『ダーウィンが来た!』との共同企画により、国立科学博物館が所蔵する標本・資料、さらにはNHKが撮影してきた多くの映像を駆使し、動物たちの環境適応や生存戦略などを項目ごとに展開されます。


いつものように、うんちくの一部をご紹介

序章 地球のいろいろな環境
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*海洋酸性化に弱い炭酸カルシウムの殻を持つ有孔虫の一部は、密度の高い殻を作ってpHの高い深海環境に適応していることがわかったという。となると、人間活動のせいで海洋酸性化が進んでいる現代、カキやホタテなどの殻もこれから密度を高くして適応していくのかな。その前に滅びないといいが…
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1 いきもので異なる五感

*見る(視覚):多くの哺乳類は進化の過程で二色型(青・緑)となったが、霊長類は森(緑)で暮らすうちに果実(赤み)を識別したくなり、三色型(青・緑・赤)となった。そうそう!猫は赤を識別できないので、おもちゃは青や黄色がいいと聞いたことがある。

*聴く(聴覚):フェネックの耳が大きいのは知っていたが、30〜40cmの体長に対し、耳介が10〜15cmと、体の約半分が耳介で、隊長比で最も大きな耳介を持つとは知らなかった。集音機能だけでなく、体温調整にも使われるのはゾウも一緒。大きさの違いは並べてみるとよくわかるね。
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*嗅ぐ(嗅覚):嗅覚は天敵から身を守る、腐敗したものを避けるなど、生存に関わる重要な感覚で、すべての生き物には嗅覚があるんだって。
アリが綺麗な行列をするのは、食べ物を見つけた働きアリが巣へ戻る時腹を地面に擦り付けて「道しるべフェロモン」を塗布していくからだ。

*味わう(味覚):「ヒトはうま味を感じると、幸福感や満足感を感じる。しかし生きるためには「食べられるものは食べられるとき食べておく」が鉄則で、他の生き物には食べるものをうま味で選択している余裕がない」ーごもっとも!ヒトは贅沢に慣れすぎても良くないね。


2 いきもので異なるエネルギー補給

*「得るために消費するエネルギーと得られるエネルギーを常に天秤にかけ、後者に傾く戦略を選択するのが生き残るうえで賢い」

*ハシビロコウは待ち伏せ型、狩りの成功率は40~60%
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*チーターが昼間に狩りをするのは、夜間に狩りをするライオンやハイエナと獲物の取り合いを回避するため


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*爬虫類は基礎的構成要素(入り口から出口)をもち、消化時間は周辺温度に依存する。つまり餌を摂取したら暖かい場所で体温を上げる必要があるのだ。
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*現生ヘビ類は口を左右に大きく開けることができ、また獲物を徐々に喉へ送っていく「口蓋骨歩行」という動きができるので、大きな獲物を飲み込むことができる。が、原始的なパイプヘビ類はそれら骨、関節、靭帯が柔軟に動かないため飲み込める獲物の大きさが限られる。
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*生き物の偏食は、生き残り戦略。特定のものだけしか食べなければ多くのライバルと戦わずにすむ。他の生き物が食べないもの(毒性のあるものや消化の悪いもの)を食べれば独り占めできる。個体数が多い生き物を食べれば効率よく食べ物にあるつける。


3 いきものの挑戦 サイズ適応術
*大きないきもの:
利点・生態系の高い地位。食物連鎖の頂点に立つ。
欠点・消費エネルギーが膨大で維持が大変。
水中に住めば浮力を獲得できるのでさらに大きくなれる
*小さないきもの:
利点・あらゆるところに身を潜められる
欠点・物理的に弱くなり外敵に襲われたり、仲間同士で見つけ合うのが困難
いかに体の構造を単純化するかがポイント

*ピラミオドンテリウム
アルゼンチンの700〜800万年前の地層から発掘されたピラミオドンテリウムは最大のナマケモノ類。右足下にあるのが、現在のナマケモノの骨格標本。
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最大級の水生生物と最小の魚類、最小と最小の虫、鳥、カエル…大きさの比較は並ぶ標本や映像を見るだけでも楽しい。ヒトは、人としてちょうどいい大きさに進化したのだろうか。猫ぐらいに小さかったら?ヒグマぐらいの大きさだったら?何か違っただろうか。


4 いきもので異なる移動のかたち

虫の足の運びは眺めていても飽きないが、実際にどの順で動かしているか、全然覚えられない。
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5 いきものに学ぶ集団の意義


*生き物の多くは、生涯の大半を単独で過ごす。さまざまな場面で優位に立つため、闘争などによって無駄なエネルギーを使わないため。一方、生き残りのためあえて群れる生き物もいる。

*群れない生き物は、夜間に活動し、鳴き声や大きな体、牙や爪で相手を威嚇して、無駄な闘争を回避する
カナダオオヤマネコ
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*オオキノコシロアリ(女王)

飼育下で少なくとも20年生存した例もあるという。長寿命と多産が群れの拡大を支えている。
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5 いきものが紡ぐ命のバトン

*アマミホシゾラフグ
メスへのアピールとして、浅瀬の海底に幾何学的円形模様を作るのだが、これがめちゃくちゃ美しい。放射線状の溝は、円中心に産み落とされた卵にどの方向からでも新鮮な海流が流れ込むような設計になっているという。でも、これを作るのが下手なオスもいるんだろうなぁ

映像は撮影不可なので写真はネットから
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*アライグマ
多産の種では、子宮内に複数の受精卵が均等に等間隔で配置され発育する。それは、受精卵からの化学物質によってお互い磁石のように反発するから均等な配置になるという。お腹の中で母の愛情はえこ贔屓なく、みんなちゃんと育つようにできているんだね。
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*ラッコは四六時中お腹の上で子育て。狩りなど離れるときは、子どもを海藻にくくりつけるらしい。
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*ザトウクジラ
繁殖期になるとオスは「ソング」を奏でてメスにアピールすることは知っていたが、その年の流行歌があり、新しいソングが奏でられると他のオスも一斉にそれを奏で始めると言われているそうだ。

*顔の黄金比
生まれた子供も生き残りをかけて、親たちに無条件で可愛いと思わせる顔つきや鳴き声で、育てる意欲や世話する責任を負わせる。
で、その一つとして、展示ではホッキョククマとジュゴンを例に、子供の顔つきの特徴「逆正三角形」を説明する。


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そうそう、これはネコにも言えることで、ネコの場合は「この可愛さアピール」は共に社会に共存するヒトに対して行われているのだよ。つまりネコは、成長してもこの「逆正三角形」黄金比が、他の動物、例えばイヌに比してみるとわかるように、変わらないのだ。

さらに言えば、顔の形が丸く、顔の大きさに対して目が大きい、閉じた口と鼻が小さいのも、人間の赤ちゃんのそれの比率と同じであるから、ヒトをして可愛い、世話したいと思ってもらえる要素を備えているのである。これは野生ではなく、イエネコとしての生き残り戦術だよね。



…と、最後は、私のウンチクでした。
10月12日まで

見終わったところで、もう一つの目的場所「日本館3階回廊」へ。
https://www.kahaku.go.jp/tenji-event/nid00005294.html
当館では2026年2月27日(金)にプレスリリース「日本産ラピスラズリ 糸魚川市内で発見」を発出し、新潟県糸魚川市内において日本で初めてラピスラズリの産出が確認されたことをお知らせしました。 このプレスリリースは多くのメディアに取り上げられ、報道をご覧になった方々によって、新たなラピスラズリ試料も10個以上発見されています。
 本NEWS展示では、日本で初めて発見されたラピスラズリの実物標本を展示し、世界的に有名なアフガニスタン産の標本と並べて、比較展示いたします。また、化学組成分析等により明らかになった両者の特徴の違いについても解説します。


ラピズラズリは美しい青色をした希少な鉱石で、ちょうど今大阪中之島美美術館に来ているフェルメールの《真珠の耳飾りの少女》で、ターバンの青い色に使われている絵具の原料です。
日本にはないと言われていたのに、新潟県のコレクターの収集物から見つかったそうで、そのニュースも見ていました。
家族が遺品整理して、専門店に持ち込んだから分かったからいいようなものの、石ころとして河川敷に捨てに行ってたら悲しいね。亡くなった人は、これはひょっとしたらラピズラズリかも?なんて夢を描きながら眺めていたのかしら。きっと今は天国でびっくりしているでしょう。
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手前左と中央が姫川で発見されたもの。
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9月6日までの展示でした。
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