「おやすみ」長靴のなかにそっと一万個の星が降り積もる #短歌
「もしもし魚?」手のひらに一万個の青い鱗が降り積もる #短歌
きらきらの呪いにかかってあげたらね 愛って書いたら全部光だ #短歌
詰んだ まじで何か踏んだ 僕のニューバランス死亡のおしらせ #短歌
水を打つ静止のなかで白だけがただしく意思を遮断している #短歌
およいだらしんじゃうかやぁねえきみはとってもふかくてこわいね #短歌
境界のロープが風に鳴っている きみの静寂(しじま)をただ守りたい #短歌
なおこの「ひとり」を満たすために必要な燃料と愛の総量 #短歌
平日の光のなかで少しずつ賞味期限の私を生きる 短歌
パッケージされた優しさ買い占めてきみの不在を埋めている午後 #短歌
対義語に大好きって照れくさかったから以下同文って言ったのほんと #短歌
急にホラーきみの輪郭なぞったら指がそのまま突き抜けてゆく #短歌
きれいになった窓の向こうで死んでくれ反射している僕の顔ごと #短歌
限界まで磨いたあとのグラスまじ存在消えててウケるんだけど #短歌
奪われた色の代わりにフードコートで君と甘くて赤いグミを噛む #短歌
独創的な慰め方という語の「独の字の寂しさを煮る一晩 #短歌
三枚目をよこせ 窒息をするくらい 正義で顔を塞いでしまいたい #短歌
ログアウト 重たい海とかまじ無理 今めっちゃ身体が軽い #短歌
溺れているのはわたしの記憶 カメレオン きみの輪郭が揺れる #短歌
尊いセルフラブ全開 始発の空気まじ神すぎて泣ける #短歌
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