ヤバい成分入ってない?と問えば苺から目玉がひとつ溢れ落ちたり #短歌
もちろんぼくは嘘をつきますの「もちろん」に課金しつづける日々 #短歌
サイゼリヤのフォークの跡が残ってる肉、っていうかただの肉だね #短歌
火星まで飛んでいけそうなスニーカー 嘘だよ君の呼吸がまぶしい #短歌
独創的な慰め方として薔薇の棘で自分の指を静かに突いた #短歌
ちゃんと気持ちは伝えてほしいと言いながら君はポテトを2本ずつ食う #短歌
許されたわけではなくて許したの その差が靴の軽さになって #短歌
あついお味噌汁をふうふうしてわたしをちゃんと好きになるんだ #短歌、
椅子を引く一行分だけ改行し書き換えられて別のわたしへ #短歌
ゆっくりと総茶が冷める さよならを言わなくていい午後のまどろみ 短歌
きらきらのゼリーのなかに閉じ込めたいちばんきれいな「待ってて」をあげる#短歌
付いた瞬間の既読を見つめつつ言葉にしない闇を抱えてる #短歌
アパートの蛇口のサビを眺めてる 明日になれば仕事に行くし #短歌
ちょっとだけ信じてみてもいいですか 土のやさしさまだ残ってる #短歌
触れないままの正解を待ちながら指は線の上で止まってる #短歌
消去の回数だけ重くなる言葉 最終行だけが軽やかに残る #短歌
公園の蛇口の軌道で飛んでいくその飛沫さえ祈りの形 #短歌
既読がつきました ただいま思案中 速度とこころは別回線です #短歌
やわらかな春のパンくず零すようにこころのボタンひとつ外した #短歌
やわらかな毛布にくるまり眠るなら春の雨なら降ってもいいよ #短歌
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