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2026年04月22日23:03

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4/11・21 MOMATコレクション@東京国立近代美術館

下村観山展を見た後に行くコレクション展。前期の時は疲れて1.5フロアしか見られなかったので、後期には体力温存してリベンジ。とはいえ、前期4月12日までは「春まつり」があり、少し入れ替えがあった。

1室 ハイライト
「春まつり」の楽しみは、松村桂月《春宵花影図》と川合玉堂《行く春》
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松村桂月《春宵花影図》は、夜桜を描いた作品の中では一番好きかも。墨一色なのに色を感じる作品。近くで見ると輪郭線を一つも描いていないことに驚嘆する。
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2室 迷い、挑む。 明治の表現
いつもハイライトにある《騎龍観音》がないと思ったらここに。2室の特集では、立派な冊子絵お配布中(気づかない人が多い)。
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五姓田芳柳《静舞》
陰影で立体感、遠近法で奥行きを出す、リアルに描く、それが西洋画をものにするため必須であった明治時代の画家。五姓田もその探究者の一人。
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駒井音次郎《鉄地金銀象嵌人物図大飾皿》
以前は近美近くにあった現「国立工芸館」から。まさに超絶技巧
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横山大観《迷児》
前期のみの展示。解説を読んでタイトルの意味を知る!
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橋本雅邦《臨済一喝》
カーツッ!の声に背筋がピンとなるような作品。高僧の肖像画としては動きがあって珍しいタイプ。後期から展示。
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3室 花ひらく大正
安宅安五郎《白蓮樹》
岸田劉生系統のねっとり細かい作風
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広島晃甫(新太郎) 《青衣の女》
第1回帝展で特選をとるが、会期中に墨を塗られる事件があり、2年後に描き直した作品。なぜそのような事件が?斬新すぎる作風への批判とかも言われているらしいけれど、政治的な意味もあったのかな。大正8年のこと。
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5室 戦間期のコントルポアン 
浅原清隆《多感な地上》
昭和14年作。美術学校卒業前にこの作品を描き、その後戦地に送られ、消息を絶ったという。時代を考えれば、彼がどんな思いでこの作品を描いたかがわかる。
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8室 ツヤツヤピカピカ
上田薫《スプーンに水あめ》
昨年96歳で亡くなった画家。精力的に制作をした。個展に行きたかったな。
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9室 植田正治 砂丘劇場
鳥取砂丘を舞台にした演出写真はユーモアがあるだけでなく、素晴らしい画面構成に学ぶことが多い。今回は、7室で今井壽惠と岡上淑子が特集で、奈良原一高の作品もあって、写真が楽しかった。
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10室(前期:3月13日–4月12日) 春まつり
10室(後期:4月14日―5月10日) 春の名残/「稀代の天才」たち

鏑木清方《弥生の節句》《端午の節句》
描き表装が美しく楽しい。
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船田玉樹 《花の夕》
初めて見たのが14年前の練馬美術館で回顧展。この頃の練美は攻めてて面白かったのになぁ。建て替えを諦めてなんとか再開してほしい。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1867421084&owner_id=2083345&from=list_diary_search
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尾竹竹坡《おとづれ》
2年前の尾竹三兄弟の展覧会「オタケ・インパクト」にも出ていた美しい作品。
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菱田春草《梅に雀》
軸ものでは最後になった作品。本当は絵筆も握れないほど衰弱していたらしい。
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下村観山《清涼殿》
この絵、よく見ると実に面白い。やまと絵では「吹抜き屋台」で俯瞰的に描かれるところをやや視線を下にして、しかも天皇の御影をはっきり見せている。ここら辺が近代絵画らしいところか。それでいて女性は正面を向きながらも柱でうまく顔を隠している。近代的絵画に古典、伝統をしっかり融合させたってことかな。
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そのほか、日本美術院同人による画帖《東都名所》も見応えあり。
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11室 描くことと見えるものの間(あわい)―1990年代以降の絵画表現
辰野登恵子《 UNTITLED 94-6》
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12室 万物は流転する
大岩オスカール《ガーデニング(マンハッタン)》
エンパイア・ステート・ビルの影とそこから伸びる黒い帯が不安を掻き立てる。(私はなぜか「腸内フローラ」を想起する・笑)
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新収蔵&特別公開|メダルド・ロッソ《Ecce Puer(この少年を見よ)》
https://www.momat.go.jp/exhibitions/r7-3-g4
イタリアの彫刻家メダルド・ロッソ(1858–1928)の《Ecce Puer(この少年を見よ)》(1920–25年頃)を初公開します。イタリアのミラノで制作を開始し、19世紀末にパリへと活動の場を移したロッソは、決して多作ではありませんが、いくつもの重要作品を残したアーティストです。《Ecce Puer(この少年を見よ)》は、ロッソがそのキャリアの最後に取り組んだモティーフで、彼の最高傑作と名高いものです。
ロッソの作品を比類なきものとしている大きな理由の一つは蠟(ワックス)を用いた造形で、この半透明の素材により、彫刻はその表面に光を孕み、周囲の空間と溶け合い一体となるような表現を獲得します。ロッソの彫刻がしばしば絵画的とされ、またフランスの印象主義との関係が指摘されるゆえんでもあるでしょう。
今回はロッソの作品から引き出されるテーマをいくつか立て、同時代の作品、現代の作品を交えてご紹介します。この素晴らしい作品を、心ゆくまでご堪能ください。


いつも疲れて駆け足になってしまう、このコーナー。今回はその作品に惹かれた。

メダルド・ロッソ《Ecce Puer(この少年を見よ)》
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モデルは6歳の男の子。英国の富豪に依頼され、制作した。着想を得たエピソードは2説ある。ロッソが邸宅を訪れると、窓辺のカーテンが光に透けて、向こう側に隠れた少年の顔がふわっと浮かび上がった。もう一つは、降り注ぐ太陽の光を浴びる少年を見たという説。
ワックスを用いた造形のせいか、それ自体が柔らかな光を放ち、なるほどまさに「彫刻の印象派」である。

展覧会は、ロッソの言葉や制作方針を足がかりに、想起させる全く別のコレクションを提示し、ロッソの彫刻への理解を深める。
とはいえ、「別のコレクション作品」自体が興味深い。
最後に、舟越直木《Monday》があった。なぜか気になる。かの舟越桂が弟の死を悼み「自分よりももっと才能のある彫刻家だった」と言った言葉が記憶に残る。今年12月に松濤美術館で回顧展があるから観に行こう。


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5月10日まで

アルバムにたくさん作品の写真があります
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121429994&owner_id=2083345
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