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2026年04月18日19:26

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チョー苦手な原稿

 4月16日土曜日、腫れ。
 朝7時50分、コーヒーを6杯分、淹れる。
 昨日から我が家と敷地が接する裏山の手入れが始まり、お寺の庭師さん他5人が一部崩れかかっている崖の補修や、大木の伸びた枝の剪定とか、堆積した落ち葉の除去などで、うちにとってもありがたい作業が始まった。
 コーヒーのドリップが終わった頃。それに合わせたように5人がやって来たので、お出しする。
 で、我が家でも朝食。
 午前10時半、お茶菓子の購入と、予約本を受け取りに図書館、という目的で家を出る。
 図書館の玄関脇で電話。先方は高校の同級生にして、歌の結社で幹事。結社の代表は高校の恩師で、90歳ながら聡明かつ厳しい先生だ。私は先生に対してずっと引け目を感じているゆえ、いよいよ不肖となった凡愚さが恥ずかしい。が、他方、先生は先生で、高校時代から大学、そして社会人以降の私も知っていて、しかも(教え子の中でもっとも優秀だと)妙な誤解し続けているため、直截になにかを頼むのに緊張を要するらしい。という事情で、私の同級生幹事から歌誌の原稿依頼を受けたのだった。
「先生が今月の編集委員会で、もし書いていただけるとしたら、本当にありがたい、なんて言ってた」と言われ、私は更に恥じ入る。そもそも生涯にわたって一度たりとも作歌をしたことがないほどの門外漢ゆえ、歌の選考や感想など書けないのだ。
 図書館に入館後、単純で即物的な私は角川から毎月出ている「月刊短歌」を手に取った。啄木特集だったので、多少の知識と親しみがある。
 リュックからシステム手帳を取りだして、啄木の解説をメモる。
「いかなる言葉を以ても、この自分の心の深いところを言い表す事が出来ぬ」と悩み続け、「死んだ方がよい」と(明治41年7月16日の日記)。
 だらだらと読み続けていると、あっと言う間に1時間近くが経っていた。
 予約本を受け取って、洋菓子店でシュークリーム5個を買って早く帰ろう。出口が見え始めた校正が私を待っている。
 洋菓子店のあと、スーパーに立ち寄って食料品を少しだけ購入。無着色タラコと見間違えるようなゴマサバの卵が安価であったので、肉と一緒に買う。
 これで歩数7千歩くらい稼いだので、今日の外出はもういいや。
 午後3時ちょうどに紅茶とシュークリームを職人さんたちにお出しし、あとは作業室でだらだらと校正をした。
 日の入りがどんどんと遅くなる。
 晩ごはんが終わった午後6時半、窓から空を見上げたら、薄い紫と深い銀鼠色が交互に並んだような夕闇だ。 
 隣接するお堂が落葉まみれだったので、薄闇の下、落葉を掃き掃除した。
 何も考えていない無心状態。
 落葉掃きなら瞑想ができる。
 
 
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