mixiユーザー(id:8077411)

2026年02月05日14:09

23 view

短歌

拾えない紙片ばかりが増えていき謝りきれない軽さで回る #短歌



主語でかいだけで会話が進まないわたしの影が先を歩くよ #短歌



デフォルトが増えていく町 夕立に逃げぬままで傘を差し出す #短歌



欠けたまま走り続ける名を名乗る 数は減っても止まらない声 #短歌


まだここにいますと床に影を置き通知も来ない夜が続いて #短歌



湯気のあと画面をひらく指の先 未送信のまま息がそろった #短歌



近づくと画面の文字がにじむから少し離れて同じ夜を見る#短歌



行き先を忘れたままで夜を行く終点のない星が揺れてる #短歌



湯気の向き気にしてしまう僕たちは黙る練習少しうまいね #短歌



雨おとの炭を踏まぬよう夜を行く 傘の記憶がまだ道を引く #短歌



昔わたしもやりましたって通知欄 既読にされず夜が続いた #短歌



あらすじを飛ばしてしまう癖があり先に甘さが保存されてる #短歌



行列に怒りを預け夜を持つ 叩かぬ手だけ重く冷えたり #短歌



花びらの数を数える癖のまま名前にならぬ声を見送る #短歌



食えてはいけるかも、までをメモにして保存しないで閉じた月曜 #短歌



かるさだけ先に歩いて残される理由は椅子にまだ座ってる #短歌



きめないをこたえにしてるはんぶんこ べんりなねがいそっとおしてる #短歌




薄目で見てた世界はいつも少しだけ信じる前の明るさでいて #短歌



匙を持つ手がためらえは夜が伸び溶けた境目に欲だけが立つ #短歌



肩書きは似合わないまま湯気の上が甘さでほどける会話 #短歌




★




0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年02月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728

最近の日記

もっと見る