mixiユーザー(id:8077411)

2026年01月01日21:20

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短歌

波音を閉じた頁に重ねればまぶたの裏で朝がひらける #短歌



熱風が考え事を、乾かして前のほうから今日が始まる #短歌



ウホばかり打てたら楽でそれでもさ既読の夜は人でいたくて #短歌



触れられて最期になると知りながら花は光を返してしまう #短歌



歩くたびまぶたの裏の夢が鳴る 道は眠気を離してくれない #短歌



真夜中の回転音だけ信じてる 沼は少しずつ形を変える #短歌



あふれだす陽射しの端で影になる君を失わず抱える世界 #短歌



青すぎて人間すこし休みます 空にログアウトまた戻ります #短歌



この街は鉄でできてる 広すぎて心臓ひとつ落としそうです #短歌



その声の軽さに影がついてきてチョコの甘さが死をやわらげる #短歌



ハンドクリームしみた静けさ書斎には触れずに触れる時間があるね #短歌



立ち止まる癖が名前を持つころに信号だけが先に行ってた #短歌


実体は呼ばれるたびに薄くなりりあじゅうだけが鳴き声になる #短歌



正しさの外側にいる白い粒 名前を持たず溶けては残る #短歌



追われても座れる場所は残されてドリンクバーの氷が溶ける #短歌



透明な胃のひだたちがひらくたび飲み込んだ言葉花に戻れる #短歌



わからないままでもいいと喉が知る 旋律だけが人生だった #短歌



フラッシュのひかりが月とまざりあい冬の夜空に影を残せり #短歌



明日降る雪をひとつの映画だと信じて眠る部屋の灯りは #短歌



丘のうえ息はやわらぎ鳥になる 風を忘れる速さで生きる #短歌




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