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2025年11月12日20:02

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短歌

夕焼けの色が強すぎ人々はやさしい嘘で傘をさしてる #短歌



冷めかけの皿に月影落ちてきて大好物を食べぬままの日 #短歌



あのときのメロンのつづき切らぬまま冷蔵庫にはあまい記憶が #短歌



送らずに消した月の写真にも息のあたたかさうっすら残る #短歌



吸えぬまま話を続け壁だけが受け止めている都会の温度 #短歌



プリンぐらいじゃ怒らない夜ふかしの匙に映れる他人の顔よ #短歌



腹筋を10して生きつぐあいだにも過去をほどいてゆくような汗 #短歌



湖に映る説明文のなかでしか動かぬ魚を見ている午後 #短歌



笑おうとすればするほど沈んでく氷の底のような会話だ #短歌



ひらいてた門のきもちでまっている かかとで蹴った白いくすりゆき #短歌



ひるの霊園 音のかけらを拾いあげひかりの底でまぶたを閉じる #短歌



ヒモであること忘れて笑う午後の光 パンの耳焼く匂いにまぎれ #短歌



こんなにも歴史あるのに今日もまた信号の青で渡ってしまう #短歌



ぐっすりと眠りたくって布団からはみ出す夢を手でならしてる #短歌



卵かと問われりゃそうとしか言えず割られるまでの時間を泳ぐ #短歌



わざわざを届けてもろてるぶんだけ今日は少しだけ優しくしてる #短歌



冬の夜をあきらめながら目をとじる白さを内にたたえて #短歌



ハンバーガーの酸味のなかには
沈みゆく平成らしさをまだ知らぬまま #短歌



うまく笑う練習でした 午後でした 風船売りの声を避けつつ #短歌



未来の手錠かと思ったもん 笑う君の手まだ離せない #短歌




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